英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

残念だった浅田真央

2012-11-26 22:21:09 | スポーツ
 今日、録画しておいたNHK杯フィギュア女子フリーを観た。
 出来れば耳に入れずに観たかった「浅田真央優勝」という情報、うっかり、Yahooかgooのトップで観てしまった。でも、「優勝」と分かったので、安心して観たが……


①ループが3回転(5.1)→2回転(1.8)
②2回転アクセル・3回転トゥループのコンビネーション…中国大会では両足着氷
③3回転フリップ
④ルッツが3回転(6.0)→2回転(2.1)…中国でも同じミス
⑤サルコウが3回転(4.2)→1回転(0.4)
⑥3回転ループ・2回転ループ・2回転ループ(8.7)…中国では3回転ループ・2回転ループ(6.9)
⑦フリップが3回転(5.3)→2回転(1.8)…中国では3回転フリップ・2回転ループ・2回転ループ(8.9)

 カッコ内は基礎点で、この合計を中国大会と比較すると16.4点のマイナスになる。中国大会では評価点(GOE)や回転不足の減点があるかもしれないが、少なくともジャンプに関しては12点ぐらいはマイナスになっているはず。
 素人目には、スピンはNHK杯の方が出来がよく、ステップはほぼ同じかNHK杯がやや良かったと見て、6点ぐらいプラスに見ても、技術点は中国大会とは6点のマイナス。(もしかすると、スピンの難易度(基礎点)が上がっていたのかもしれないが)

実際の得点は
NHK杯……技術点52.78、演技構成点64.54、合計117.32
中国大会……技術点54.53、演技構成点64.34、合計118.87
 と、両大会の得点は拮抗している。
 構成点は、スケーティングの技術や表現力で、ジャンプのミスは影響せず、これが同等なのは不思議ではない。
 しかし、技術点が1.75しか差がないのは、不可解だ。

 鈴木明子を0.05だけきっちり上回った事も勘繰りたくなる要素である。
 浅田真央の演技終了後の残念な顔、得点発表直後の驚きの表情、表彰式での暗い表情。

 表彰式での彼女の表情を見ると、これならば2位、いや、表彰台に登れなくても、彼女の気持ちはスッキリしたのではないだろうかと思ってしまう。表彰台のトップに立つ彼女が可哀そうだった。
 浅田真央のジャンプの失敗も残念だが、もっと残念な採点だった。これでは、カナダのパトリックチャンと同じではないか?フィギュアスケート界全体を考えると、こんな採点で良いとは思えない。もっと公正なジャッジを望む。
コメント (23)
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