英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『八重の桜』 第24話 「二本松少年隊の悲劇」

2013-06-16 22:24:57 | ドラマ・映画
 悲しい……悲し過ぎる少年たちの死…………

 相手が少年と知り、愕然とする新政府軍の兵士たち。
 少年と知り鉄砲や刀を降ろす者、気付かずに発砲してしまう者、こちらがやられると向かってくる少年を撃つ者……
 藩のため、命の重さ、命を失うこと、奪うことがどういうことか知らずに銃を構え、命を散らす少年たち……

頼母、白河口総督の任を解かれる
 彼我の戦力や戦術の力の差を感じ、再び恭順(降伏)を進言する頼母だが、総督を解任されてしまう。
 銃や大砲の性能の差、奥羽軍は寄せ集めで戦術面での意思統一ができないことを実感した頼母、戦略的には正しい判断。しかし、戦術面では有能だったか疑問。(後述)

 それはともかく、「今でしょう!」の林先生「負ける者の3大要因の一つは「情報の欠如」とおっしゃっていたが、今回の会津はまさにそれ。
 情報を集め、それをしっかり分析していたら、ここまでの悲劇にはならなかった。勝てるはずのない戦を挑み、被害を最小限に抑える手立ても取らない。
 せめて二本松の悲劇の情報(映像)を現代のように知り得たら、白虎隊の悲劇は起こらなかったはず。

 林先生は「思い込み」も敗因に挙げていたが、これももろに当てはまる。
 会津の場合の思い込みは、「ならぬものはならぬ」という会津武士道、会津気質と徳川家に忠義を尽くすという会津の御家訓、会津は強いという自惚れが挙げられる。
 重鎮たちは立派な武士だったかもしれないが、時代遅れだった。尚之助が軍師で、覚馬が政略参謀であったならと思う。その他、修理の死も惜しまれる。山川大蔵は頑張っているようだが。

 そして、やはり、一番の元凶は容保か……
 新選組の土方と斎藤は容保を持ち上げていたが、もはや愚君主としか思えない。 

ヒロイン・八重の心は……
 会津での戦が近いこと、戦力が決定的に劣っていることを認識しているのにも拘らず、強い決意(と推察される)で角馬で銃を撃つ八重。
 銃の性能アップのための試し撃ちという意味はあるかもしれないが、硝石不足というのに火薬の浪費にしか思えない。
 きれい事かもしれないが、弟・三郎を亡くし、兄・覚馬も行方不明、二本松の悲劇も目の当たりにしたのに、銃を撃ち、そして、涙を浮かべる。その心の内は?

 それにしても、三郎の時の南天の刺繍、二本松少年隊の達磨………皮肉である

その他の動き
春嶽が岩倉具視と木戸孝允に嫌味を言う
「歪んでおる。あなた方の作る新しい国は、踏み出したその一歩から既に歪んでおる。
 誰のための国造りぞ。……とくと、お考えあれい」
 木戸孝允の小者ぶりが残念。

覚馬、獄中で管見を書き上げる
 管見……10年後、100年後の為に、考え抜いた新しい国の見取り図
「敗れても……滅んでも………まだ、残るものがある」


★言っても始まらない、戦術的なこと
 性能の劣る銃や大砲、経験のない少年隊で真っ向勝負を挑んでも勝てるはずがない。
 ダミーの砦を設け、そこを破らせ敵を誘い込み、伏兵が銃や剣で襲い掛かるなどと工夫が欲しい。
 白河城陥落も諸葛孔明かヤン・ウェンリーがいたら…、せめて庄之助が参謀でいれば……


【ストーリー】番組サイトより
 八重(綾瀬はるか)がかつて尚之助(長谷川博己)と共に訪ねた二本松領内が、新政府軍によって侵攻された。八重と交流をもった二本松少年隊も出陣したが、多くの少年兵が新政府軍の激しい銃撃にさらされ、敗走する。深手を負った少年兵たちは八重が救護にあたる会津の日新館へと運ばれる。
 その後も会津は苦戦を強いられていた。白河口の総督として尽力していた頼母(西田敏行)は、容保(綾野剛)に再び恭順を主張するが受け入れられず、白河口総督の任を解かれる。
 会津城下に戦火が迫るなか、京都では覚馬(西島秀俊)が新国家への意見書を書きあげていた。
コメント (2)
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いちごの散歩

2013-06-16 10:20:22 | いちご





暑いんですけど……





濡れるんですけど……





何か?
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