英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

自転車ヘルメット着用“努力義務”!?

2023-03-22 17:09:42 | 時事
自転車用ヘルメットの着用】(警視庁ホームページ)
改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化される。

道路交通法(令和5年4月1日以降)

自転車を運転するすべての人がヘルメットをかぶることに努めなければならないのはもちろんのこと、同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。
また、保護者等の方は、児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。


 昨日のニュースで、初めて《自転車ヘルメット着用努力義務》を認知した。
 これまで、自転車ヘルメット着用を推奨するコーナーなどは見た記憶はあるが、着用義務化されていたとは?


★そもそも、“努力義務”ってどういう意味?
義務…………道徳上または法律上、それぞれの立場において、人が果たさなければならないこと。(旺文社・『国語辞典』)
      一般的に、「しなければならない」、もしくは、「してはならない」とされているもの
努力義務……法律上、義務ではないため違反しても罰則の対象にはならないが、当然そうすべきでありそのように努めなければならないものとして規定されている物事を指す語。(Weblio辞書)※旺文社・『国語辞典』には載っていなかった

 意地悪く言うと、“努力義務”は「~するよう(しないよう)努力しなさい」と言っているのだから、その指定された行為を果たさなくても、「努力している」と言い張ればOKということになる。
 “義務”は果たさないと“罰則がある”が、“努力義務”は果たさないと叱られる(注意・指導を受ける)が”罰則なし”……と考えていいようだ。

 罰則がないとはいえ、努力義務とされていることは、従った方が良い。(中には、矛盾した決まり、規制もあるが)
 この自転車ヘルメットの場合、着用した方が、ケガや死亡の危険性は低くなるので、「自転車を乗る時はヘルメットをかぶった方が良い」という意見には反論できない。

 それはともかく、“努力義務”という言葉は変だ。
 ”努力”は《意欲》という主観的、任意的な意味(尺度)に左右される。そんな“努力”に絶対的な意味合いの“義務”を強いる……矛盾を感じる言葉だ


★この改正道路交通法はいつ決まったんだ?
 調べてみると、「全ての自転車利用者に対しヘルメット着用の努力義務を課す」改正道交法を来年4月1日から施行すると、2022年12月20日に閣議決定したようだ。

 また、閣議決定か!
 この閣議決定、けっこう、目立たず決定してしまい、その法律の施行を知らされて、《なんでこんな法律が…》と思うことが多い。(記憶に残るのは、《レジ袋有料化》)
 なので、“閣議決定”の“閣”が“闇”に見えてしまうのだが……

 ところが、実際は、閣議で検索してみると……
==================================
内閣が提出する法律案については、閣議に付される前に全て内閣法制局における審査が行われます。
内閣法制局における審査は、本来、その法律案に係る主管省庁から出された内閣総理大臣宛ての閣議請議案の送付を受けてから開始されるものでありますが、現在、事務的には主管省庁の議がまとまった法律案の原案について、いわば予備審査の形で進める方法が採られています。
したがって、閣議請議は、内閣法制局の予備審査を経た法律案に基づいて行われます。
==================================(詳しくは内閣法制局「法律ができるまで」“内閣法制局における審査”の項


 でも、内閣法制局の予備審査があるとはいえ、実際の現場とは乖離した場で審議されるので、意味がない法案や矛盾する法案が通過することも多いのではないだろうか?
 もしかしたら、形式的な審査になっているのかもしれないし(年末の軍事費倍増なんて、自民党の強引な主導で閣議決定されたように思う)
 「保育所保育指針の改定(2018年)」「国の政策に振り回される酪農家」も矛盾を感じる。

 今回の《自転車利用者のヘルメット着用の努力義務化》(改正道路交通法)は、その法令自体は妥当かもしれないが、かなり性急だったような気がする。周知も徹底されなかったように思う。まあ、いろいろ社会問題も豊富だし…「次元の違う少子化対策」とか「ガーシー問題その1」「ガーシー問題その2」とか「”放送法行政文書”問題」とか、「春闘、賃上げ」「ウクライナ情勢」「新型コロナウイルス諸問題」「北朝鮮ミサイル発射」……問題が多すぎ
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【歳時メモ】 梅、桜、辛夷(こぶし)、白木蓮 【追記あり】

2023-03-22 15:16:12 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。
 2月が寒かった……“《寒かった》と思ったのですが、今調べたら、平年をわずかに下回る2月の気温(日平均、平均最高気温、平均最低気温)でした。
 とにかく、例年並みの寒さだったので、梅の開花は平年並み?なのでしょう(自信なし)。ちなみに、2月が暖かかった一昨年(2021年)は、3月初旬に早いモノは咲き始め、3月中旬にはあちこちで満開だったようです
 3月は非常に暖かかったので、桜、辛夷(こぶし)、白木蓮の開花は早いです。
 ですが、村国山前の堤防の桜はまだ咲いていませんが、それより、以南の桜は先週末から咲き始めました。(桜が若いからか、種類が違う成果は分かりませんが、毎年早いです)
 吉野瀬川の桜は、一昨日(3月20日)は、まだ咲いていませんでした。商工高校と中学校の桜は2~3分咲き(3月20日現在)
 辛夷と木蓮(白木蓮)は先週末から咲き始めました。ご近所の木蓮(白木蓮、紫木蓮)も、白木蓮は先週木曜日頃に開き始め、現在、8分咲き。紫木蓮も追っかけて咲き始め3分咲きです。例年より、紫木蓮の追っかけが急ピッチです。

【追記】
 村国山前の堤防の桜ですが、今日(3月24日)、3分咲き以上でした。
 今立の花筐公園に伸びる桜並木も3~5分咲き。
 国高小学校横の辛夷の街路樹も綺麗でした。かなりの距離を連なって咲いていて、綺麗です。数が多いので、咲き始めからのモノから散り始めのモノまで色々ですが、見事な辛夷の並木道です。
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