英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

パリ五輪女子バスケット 最終予選 第2戦 日本-ハンガリー

2024-02-11 12:04:27 | スポーツ
勝てた試合だったように思う。
 もちろん、ハンガリーは世界ランクは日本より低いが、身長、体力、技術、戦術、精神力などチームの総合力は高く、“勝てた試合”というのは日本を応援する気持ちから来ている部分も多い。
 それでも、開始直後の9-0のラッシュを含め第2Q半ばまでは、完全に日本ペースだったし、後半も第4Q序盤までは日本が勝ちそうな流れだった。実際、試合内容も6割ぐらい日本が優位だった。
 逆転されてからもよく粘り、最後までチャンスがあり、日本チームの健闘は大いに讃えたい

(第1戦の感想はこちら

【良かった点】
・山本の状況を的確に判断し、決断よく放った3Pシュートや切り込んでいったドライブは見事だった
・第1戦ほどではなかったが、赤穂はリバウンドをよく頑張った。機を見てのドライブシュートも光った
・第1戦ほどではなかったが、相手を翻弄した宮崎のドライブは光った
・ディフェンスもよく動き、相手へプレッシャーも掛かっていた。衆参も素早く。ダブルチームも機敏だった(時々、穴が生じたが…下記)
・林の3Pは健在だった(試投数は減った。もう少し打つべき)

【マイナス要素】
・スクリーンプレーなどでマッチアップする相手が変わった時(←うまく表現できていません)の対応が上手くできていなかった
・フリーで3Pシュートを打たせ過ぎた
・エンドラインからのスローインから容易に得点された
・シュートチャンスという時、決断できずパスを回してしまうシーンが目立った
・やはり、オフェンスが止まってしまうシーンが多かった
・オフェンスの時、ボード下をガードがエンドライン沿いに走り抜ける際、ラインを踏むことが数度あった(相手の身体が大きい為)
・凡ミスが多かった
・不用意なファールも減らすべき

【ベンチワークなどプレー以外の要素、敗因】
・第1戦に比べ、好調な選手が少なかった
・エブリン、ステファニーの動きが良くなかった
 エブリンは身体が重そう。3Pシュートのモーションはスムーズではなく、第1戦は通常より入った感がある。もう少し、ペイントゾーンでの奮闘が望まれるが、ブランクで完全復調していないのと、欧州選手の身体の大きさを警戒しているのかもしれない
 ステファニーのフェイダウェイシュートが出ない。ただ、海外でプレーして、なかなかうまく決められないという経験があるのかも
・ベンチの采配も疑問
 大きくリードしている時、相手が持ち直して反撃の気配や、こちらが上手くいかない兆しが見られた場合に傍観して、点差を詰められてしまうシーンが、以前から見られた。ゲームの流れを読めないことが多い。
 タイムシェアを重視しているが、それに拘り過ぎている気がする。第3Q(第4Qだったかも)のオフェンスで、パスが上手く回って、「さあ、3Pシュート」と思ったら、そこに居たのはエブリンだった。あの時間帯なら林だろう(林はベンチ)。
 開催国ハンガリーのホームコートアドバンテージが大きかった。声援、楽器(ブブゼラ)で、多少、気圧されていたようだ。
 ハンガリー寄りの笛(ジャッジ)も多かった。相手チームを躱してシュートを目指していた山本を、後方から抱えて制止したプレーは、絶対にアンスポーツマンライクファウルだった
 

 星が靭帯断裂でいないのと、平下が不調なのが痛い。
 渡嘉敷はやはり必要。町田(故障中)も欲しい……
 

 第2戦の結果、4か国すべてが1勝1敗となった。
 なので、最終成績は必ず2勝1敗が2チーム、1勝2敗が2チームとなる。
 2勝チームは当然、五輪出場決定。
 残りもう一枠は、1勝2敗同士の成績比較となるが、今予選では、2チームが同成績の場合は、直接対戦の勝敗が優先されるらしい。
 第3戦で日本がカナダに敗れた場合、スペイン-ハンガリーの敗者との競合となる。つまり、スペインが負けた場合は、スペインに勝っている日本が出場権獲得。ハンガリーが負けた場合は、ハンガリーが出場権獲得となる。

 
 ハンガリーの奮戦を期待したいが、日本はカナダに勝てばよい。
 100%の力を出せば、日本に分があると考える。
コメント
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