英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「説明責任を果たす」という言い方

2024-02-15 17:23:07 | 時事
「説明責任を果たす」という言葉が流行っている。この際、今年(2024年)の“流行語大賞”にすればよい。他の候補として「真摯に議論していく」「丁寧に説明」も挙げておこう。

 岸田総理は、総理就任以来「異次元の少子化対策」などの聴こえの良い言葉を発することが多かったが、概念的な言葉で煙に巻くことも多い。
 「説明責任を果たす」というのは具体的にどういうことなのだろうか?
 国会や会見で「うすうす思い出してきた」「そういう写真があるのなら、そうなのだろう」「記憶にない」とか繰り返すのも、説明責任を果たしたことになるのだろうか?
 「説明責任を果たす」のではなく、「きちんとした説明」をしてほしい

 昨日、政治倫理審査会への議員の出席を問われた際に「説明責任を尽くすよう促していきたい」と、「促す」という更なる上級テクニックを披露していた。


 岸田総理の国会答弁を聞いていると、パーティ券に纏わる政治資金のキックバックの不記載や、裏金(←と言って良いだろう)の使途を明らかにする気はさらさらなく、「対応する」とか「議論していく」とか言って、問題を先送りにして有耶無耶にしようとしているとしか思えない。
コメント
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