英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

再び寒波襲来(2025年2月17日~24日)⑧……寒波の総括

2025-02-26 14:02:53 | 将棋
「再び寒波襲来(2025年2月17日~23日)……2月15日時点予報」
「再び寒波襲来(2025年2月17日~23日)②……2月16日時点予報」
「再び寒波襲来(2025年2月17日~24日)③……2月17日時点予報」
「再び寒波襲来(2025年2月17日~24日)④……2月19日午前7時時点の状況」
「再び寒波襲来(2025年2月17日~24日)⑤……2月20日午前8時時点の状況」
「 再び寒波襲来(2025年2月17日~24日)➅……2月23日 あと少しで収束だが」
「再び寒波襲来(2025年2月17日~24日)⑦……2月24日 思ったより…」
の続きです。

 昨日(25日)はようやく寒気が抜け始めましたが、北陸地方には寒気がしつこく残り、午前中はどんよりした雲でした。

 上空1500mの寒気が北陸地方に留まっていますが、寒気の東進が中央高地(山脈)に遮られているからと考えられます。

 午後に入るとm、雲が消え久々に晴れ渡り、最高気温も8.3℃とほぼ平年並みとなりました。
 今日(26日)は寒冷前線がかすめ、気温が下がり、午前9時で3.4度。寒いです。11時で6.0℃、13時でも6.6℃。

 例によって、A気象予報士や大下さんは、「春(4月初旬)の暖かさです」とおっしゃっていました。東京は9時で10.1℃、11時で14.6℃、13時で16.0℃。


 今回の寒波は立春寒波より降雪はやや少なかったですが、その期間と寒さは同等でした。
 よく、この2回の「寒波は強くて長い」と言われましたが、大概、大雪になるような寒波は大規模なので長いです。(週間予報が全部雪マークということはよくあります)
 福井県は「大雪」というレベルだったとは言えますが、「豪雪」ではなかったです。詳しく検証していませんが、豪雪ならば最深積雪は80cm~120cm。そう積雪量も2度の寒波を合わせてもかなり少ないです。まあ、ほぼ毎日、愚痴っていましたが。
 せっかくなので、2018年の大雪と比べてみましょう。
 この年は、1月中旬からずっと雪が降り、1月末には最深積雪は45cmになっていました。この時点で、かなり体力的にも消耗していたのですが……
 2月に入ると……2月4日から7日までの4日間で、降雪量は計118cm、7日の最深積雪は111cmになりました。
 さらに、2月12日、13日の2日間で66cmの降雪があり、最深積雪は130cmになりました。
 この2回の寒波の総降雪量(6日間)は、184cm。
 今回の立春寒波と強烈寒波の総降雪量は166cm(100cm+66cm)。
 そう降雪量は、それほど差がありませんが、今回は合わせて16日。2018年は6日間だったので、一気に積もりました。個人的、最深積雪の許容量は60cmですね。
 1週間ほど続くのは珍しくないと書きましたが、今回は2度の寒波の間隔が短く、寒さが緩んだのは2日間だけで、その間も、寒波に備えて雪かきをしていたので、ほぼ半月、毎日雪かきしていました。

 とにかく、雪で苦労した地域は多かったようです。

 データをまとめておきます。
  降雪量 最深積雪  最高気温 最低気温(←気温は福井市)
3日  0cm  0cm    8.6℃  1.4℃
4日 26cm 24cm    3.7℃ -0.2℃
5日 12cm 33cm    2.1℃ -1.8℃
6日 21cm 49cm    2.3℃ -1.7℃
7日 14cm 54cm    3.4℃ -1.1℃
8日  7cm 56cm    4.9℃ -1.1℃
9日 11cm 60cm    2.4℃ -1.1℃
10日  4cm 55cm    4.2℃  0.0℃
11日  5cm 51cm    4.9℃ -1.2℃

12日  0cm 44cm    5.3℃ -2.0℃
13日  0cm 44cm    8.1℃  0.9℃
14日  0cm 38cm    9.5℃  0.5℃
15日  1cm 36cm    11.9℃  -0.3℃
16日  0cm 32cm    12.4℃  3.0℃
17日  3cm 28cm    8.3℃  0.3℃
18日 16cm 35cm    4.5℃  -1.1℃
19日  8cm 37cm    3.1℃  -0.8℃
20日  9cm 43cm    2.6℃  -1.4℃
21日  6cm 41cm    4.1℃  -1.5℃
22日 12cm 42cm    3.6℃  -1.4℃
23日  0cm 42cm    2.8℃  -4.5℃
24日 11cm 47cm    2.9℃  -1.1℃

25日  1cm 41cm    8.3℃  0.6℃
 青字は“立春寒波”、“強烈寒波”の期間(当初、立春寒波は“6日まで”と言われていた)

 最低気温ですが、予想では「-3℃や-4℃の日が四日ほど続く」(その3の文末画像)だったのですが、1日だけだったので良かったです。


 個人的なツッコミをしつこく言わせていただくと……
寒気の期間、「東京も寒くて、最高気温は一桁(9℃)で、“真冬の寒さ”です」
その二日ぐらい後に「月末には北海道も気温が上がり、札幌では7℃“春の暖かさ”です」とおっしゃっていました。
“札幌としては”という文言をつけて欲しいなあ…と
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高校授業料無償化……“予算(財源)”と“新年度予算案可決”を秤にかけただけ

2025-02-26 08:30:12 | 時事
……高校授業料無償化について本当に議論・検証したのかなぁ。新年度予算成立とか、党や内閣の支持率アップを考えているだけとしか思えない。

 確かに、教育無償化が理想だが、現状の分析や無償化による影響に対する考慮が充分だったのか?
 正直に言うと、“教育の無償化”や“少子化対策”って、若い世代が恩恵を受けているだけ。……これを言うのは建設的でないので、本題に進もう。

 まず、都市部の都府県と地方とでの、公立高校と私立高校の立ち位置が全く違うので、これを全国一律に無償化すると、その弊害が出てきそうだ。現に、公立高校が定員割れの懸念が大きいそうだ。
 これについては、情報番組などで語られていたので、この記事では触れない。(このあと、付随して触れることにはなるかもしれない)

 さて、高校授業料無償化を具体的に書くと
・今年の4月から公立・私立を問わず一律に年間11万8800円の就学支援金の所得制限を撤廃し公立高校を実質的に無償化
 あわせて、低中所得世帯を対象に教材の費用などを支援する「奨学給付金」や、私立の無償化の影響を受ける公立の工業や農業など専門高校の施設整備の支援を拡充する
・来年4月から私立高校を対象に加算されている就学支援金の上限額の所得制限を撤廃し、私立の全国平均の授業料である45万7000円に引き上げる


 私立高校の授業料支援の“完全”実施は来年(次々年度)になるようだが、単純に考えて、私立高校生に対して45万7000円、公立高校生には11万8800円の支援というのは、不公平ではないだろうか?
 公立、私立の選択は自由なので、授業料が高いのなら、効率を選択すればいい。ただし、都市部の有力私立高校は教師や設備も整っているので公立高校より上質な教育を受けられるだろう。なので、生活に余裕がある家庭だけ、私立高校に通える……その意味では、不平等だ。
 上記のように、“教育の機会均等”という観点では、《授業料負担を考えずに受験できる》改正と言える。
 ただし、受験する段階の教育環境はやはり家庭環境に左右される。塾や家庭教師、参考書、AI環境など、さらに考えると、家事や家業の手伝いなども家庭によって差がある。所得と子どもの学力には相関関係(比例関係)があると言われている。
 また、私の知識不足だが、私立高校には授業料の他に“教育環境費”などと称する別請求があるかもしれない。寄付金を募られることも?


 “中庸”という言葉がある。(私は結構好き)
 支援は45万7000円ではなく30万円にしてはどうだろうか?
 (今回の記事は、我ながら論旨がブレていると思う。ご容赦ください)

 ところで…
 今回の記事と直接関係がないが、AI対応の為、(高校だけでなく)各学校にタブレット端末などが配備されているらしい。(これを十分に活用しない、できない教師も結構いるらしい。ある程度、修練していないと授業に活用は大変かも)
 こういう設備などは公立学校だけなのだろうか?
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