英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2015冬ドラマ雑感

2015-12-31 21:47:57 | ドラマ・映画
今年最後の記事なので、2015年を通して、しかも、ドラマだけでなく、将棋、スポーツ、社会などについて、総合的に書きたかったのですが、時間的に、気力的に無理です。

 今年の冬ドラマですが、やはり、『下町ロケット』を最初に挙げるべきでしょうか?
 このドラマ、主人公たちはかなりの苦境に立たされ、苦汁を飲まされることもあるが、1話に一度は、技術者のプライドや心意気を熱く語るシーンがあり、視聴者はそれに共感し、溜飲が下がる……『花咲舞が黙ってない』と同種のドラマである。花咲舞の啖呵も良かったが、こちらの方が信念や熱い気持ちにより共鳴した。

 第1部の方が、ひっ迫度や技術的苦心が強かったので、面白かった。
 第2部はややマンネリ感があったが、このドラマはこれで良いと思う。ただ、ストーリーがやや単調になってしまったのと、最終話の冗長感が強かったのが残念。
 悪役2人…ライバル会社社長・椎名(小泉孝太郎)と貴船教授(世良公則)の憎たらしさが良かった。
 ただ、椎名がデータ改ざんまでしたのは、少々解せない。
 それも精度ではなく耐久性に関するデータなので、実用化されれば問題(事故)が起きる可能性が高く、リスクが大きすぎる。
 データを改ざんした時点で、椎名は技術者として敗れてしまっているので、最後の「佃対椎名」の対決の勝負の帰趨が見えているので、緊張感が低く、長く感じられた。
 貴船に関しては、最後に日本クラインの悪党二人に八つ当たりしていたが、その際、「死んだ患者は生き返られないんだよ!」と怒鳴っていたが、これが医師としての使命を思い出しての言葉なのか、単なる無理難題の駄々をこねているのか、ハッキリしなかったのが、モヤモヤ…。
 営業第二部部長の唐木田(谷田歩)が、経理部長の殿村(立川談春)の熱く誠実な言葉を聞いて、「あんた…いい人だなあ」と声を掛けたシーンが一番のお気に入り。

 だんだん面白くなって、『下町ロケット』に追いついてきたのが、『掟上今日子の備忘録』
 日本テレビ土曜午後9時枠のドラマは、福井ではほぼ1週間遅れの土曜の午後なので、イマイチテンションが上がらなく、知らない間に1回目の放送が終わっていたり、留守録のし忘れることも多く、視聴を断念することが多い。毎週録画にしておけばいいのだが、それをする意欲も低下している。
 実は、今シリーズも、視聴したのが、前半部分の1話、中盤過ぎから毎週見始めて、全部で4話か5話観ただけ。
 推理はやや強引だったが、楽しめたし、「眠るとそれまでの新しい記憶が消えてしまう」という困難に翻弄されながらも、負けない心で、心の交流を深めていく、主人公二人が切なく素敵だった。
 眠ると記憶がリセットされるのは、悲しくて心細く、むなしいが、その彼女を慕う厄介はスタート地点に戻されるのを毎日実感し、それが、心に積み重ねられるのは、辛すぎる。
 それでも、ふたりのキャラが素敵だったので、悲壮感が感じられなく、心に染み入るラブストーリーだった。


 内容はともかく、漫画(アニメ)の主人公の再現度に感心したのが、『エンジェル・ハート』
 主人公・冴場獠と恋人・香のやり取りが、この漫画の核であるのに、初回で死別させ、シャンインに纏わる“家族愛”にすり替えてしまったのは、非常に残念。原作の傑作を厳選して、再現してほしかった。敵組織のレギオンもチャチだったし……

 冴場獠を再現するのに、視聴していて「痛さ」を感じるまで、一挙一動に気を配った上川さんに免じて?毎回視聴した。


 この他に視聴したのは『相棒 season14』と『科捜研の女15』。


 ここまで書いていたら、今年もあと1時間弱。
 今年は、書けないまま流れていった記事が多く、また、書いても納得のいかない記事も多かったです。
 ≪来年は、もう少し頑張ろう≫と思うだけですが、思わないより良いでしょう。
 こんなブログに、足を?運んでくださり、読んでいただけることに感謝します。
 コメントを下さる方は、もう“神様”です……いえ、ちょっと、持ち上げ過ぎました(笑)

 今年は異常な事件、いやな事件が多かったです。
 来年はいい年になりますように。

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