英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

パリ五輪雑感 その15 パリ五輪のベストゲーム

2024-08-21 15:26:00 | スポーツ
「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」「その8」「その9」「その10」「その11」「その12」「その13」「その14」
 すみません、もう少しだけ続きます。

 もちろん、すべてのゲームを観ていません。断定調のタイトルはご容赦ください。
(ただし、バレーボールとバスケットボールで録画だけして未見の試合があるので、ベストゲームが変更になる可能性があります)

 卓球・女子団体決勝は素晴らしかった。
 これまで、中国の壁が高くて厚い壁をいやというほど味わってきており、特にシングルスは銀メダルで終わったとはいえ、孫穎莎の強さは身に染みており(逆に考えれば、孫を破った陳夢も強い)、また、壁に跳ね返されると思っていた。
 その上、早田が故障して、バックハンドが振り切るのが辛そうで……

 ここで、日本は勝負を賭けた。
 早田の故障により、ここまでは張本をエース配置し、ダブルスは早田・平野ペアだった。しかし、決勝は早田・張本ペアで臨み、エースに平野を配置した。
 確かに、早田・張本がぴったり嵌れば、強力この上ない。ここで先勝し優位に立てば、残りのシングルスで中国にプレッシャーを与えられる。問題は、早田・張本がどこまで息が合うかだ……

 ………杞憂だった。
 第1ゲームを先取し、第2セットは奪われたものの、第3ゲームはものすごいポテンシャルを見せた。
 5-6、1ポイントのビハインドから、6連続得点。二人の息がぴったり合い、個々のポテンシャルもいかんなく発揮した。完全に中国ペアを圧倒していた。サイドをフォアストレートで打ち抜いた張本の一撃は見事だった。第3ゲームを取った時は、そのまま勝利するのではないかと思った。
 ところが、中国ペア(陳夢・王曼昱)も反撃。逆に中盤から6連続(5連続だったかも)ポイントを上げ、第4ゲームを奪う。
 ファイナルゲームも、激しい打ち合いを展開したが、日本ペアが抜け出す。4-5から5ポイント連取し、9-5と追い詰める。単純に考えれば、4点取られても2点取れれば勝ち。中国ペアは、ものすごいプレッシャーを感じたはずだ。
 ところが、中国ペアはここから5連続ポイントで逆転。結局、12-10で中国ペアが勝利。


 ゲーム展開も劇的だったが、その各ラリーが物凄かった。卓球のダブルスは、ペアが1球交代で打たなければならない。打てる位置にいても、自分の番でなければ打ってはいけない。すると、前衛の選手が身をかがめて、後衛の打つコースを確保する……アニメのようなラリーが繰り広げられた。


第2試合 孫穎莎 13-11、11-6、11-6 平野美宇
第3試合 王曼昱 12-14、12-10、12-7、12-6 張本美和

 両試合も熱戦で、もしダブルスを日本が取っていたら……と思わせる健闘だった。

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