英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

パリ五輪雑感 その12 競技による(出場人数の)偏り②

2024-08-15 08:26:57 | スポーツ
「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」「その8」「その9」「その10」「その11」

 「その11」では論点がぼやけてしまったので、補足します。
 卓球は団体戦は3人のみ。シングルスは団体3番目のメンバーは個人戦は出られない。(混合ダブルスは個人戦参加2名の中から選ぶのか、団体戦3人の中から選ぶのかは不明)
 また、団体戦不参加の国からも個人戦は大陸予選とかランキングで出場できるのかもしれないが、とにかく、五輪出場する枠が小さく、強豪国は代表になることの方がメダル獲得よりも難しい。日本も中国ほどではないが、代表になる難易度が高い。
 もちろん、こういう状況は卓球に限ったわけではない。例えば、ケニヤやエチオピアの中長距離、アメリカやジャマイカの短距離なども代表になるのは難易度が超高い。
 なので、卓球だけを取り上げて述べるのは、偏った主張なのだろう。それでも、卓球の出場枠が団体個人通して各国最大3人というのは歪である。

 体操の出場枠にも疑問を感じる。
 体操には種目別競技がある。(男子は、床・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒、女子は、跳馬・段違い平行棒・平均台・床)
 団体戦の予選が、個人総合と各種目別の予選を兼ねているので、当然、団体メンバーの5名に入らないと、個人総合にも種目別にも出場できない。(団体に出ない国からも、個人戦に出ることは可能)
 団体戦のメンバー構成は国によって異なるが、オールラウンダーが2~3人、残りがスペシャリストとなっていることが多い。スペシャリストは1種目ではなく、2~3種目を得意種目にすることが多い。
 種目別決勝のメンバーを見ると、予選で失敗した選手を除いて、ほぼ有力どころは揃っているようだが、やはり、団体5人に入ることのできなかった種目別達人もいる。
 私としては、田中佑典選手の平行棒を五輪で観たかった。

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