「16パズル ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2014年6月号」の解答です。
初手は▲1五飛の一手。いえ、“一手”というわけではありません。こちらの都合です。(でも、ほとんどこの一手です)
唯一の持駒の飛車をと金の利きに捨てる手で、実戦ではなかなかうまくいきませんが、詰将棋なので大丈夫です。
あっ、取らずに△2六玉とかわす捻くれた手もありますが、▲2五飛引で詰みます。
△1五同とと取らせた効果は2つあります。ひとつは2四の飛車の利きが通ったこと。もうひとつは秘密(笑・後述)。
飛車を捨ててまで飛車利きを通し、さあこれから2四の飛車が大活躍……と思いきや、▲2六飛!自爆です。
連続飛車捨てで大幅戦力ダウンです。
これには△2六同と寄りと取るのが普通です。
連続飛車捨ての結果、玉方の2枚のと金が玉に近づき守備力アップ……って逆効果?
いえ、大丈夫です。2枚目の飛車捨ての狙いは3三の角の利きを通すことでした。真打登場、▲1五角成!
最初の飛車捨てでと金を1五に呼び込んでおいた効果で▲1五角成が成立し、詰みです。
でも、と金を取ったので持駒に歩が余ってしまいました。
なので、▲2六飛(第3図)には△2六同と上がりが正着(詰将棋として)となります。
これならば、▲1五馬としても駒を取らずに済み、駒が余らず詰みます。
ちなみに、3手目の飛車捨てに△2六同玉もありますが、これも▲1五角成で詰みます。
この作品、攻め方の飛車と角、玉方の2枚のと金が、“16パズル”のように協力してスライドして解決します。
詰手順……▲1五飛△同と▲2六飛△同と上がり▲1五角成まで5手詰
初手は▲1五飛の一手。いえ、“一手”というわけではありません。こちらの都合です。(でも、ほとんどこの一手です)
唯一の持駒の飛車をと金の利きに捨てる手で、実戦ではなかなかうまくいきませんが、詰将棋なので大丈夫です。
あっ、取らずに△2六玉とかわす捻くれた手もありますが、▲2五飛引で詰みます。
△1五同とと取らせた効果は2つあります。ひとつは2四の飛車の利きが通ったこと。もうひとつは秘密(笑・後述)。
飛車を捨ててまで飛車利きを通し、さあこれから2四の飛車が大活躍……と思いきや、▲2六飛!自爆です。
連続飛車捨てで大幅戦力ダウンです。
これには△2六同と寄りと取るのが普通です。
連続飛車捨ての結果、玉方の2枚のと金が玉に近づき守備力アップ……って逆効果?
いえ、大丈夫です。2枚目の飛車捨ての狙いは3三の角の利きを通すことでした。真打登場、▲1五角成!
最初の飛車捨てでと金を1五に呼び込んでおいた効果で▲1五角成が成立し、詰みです。
でも、と金を取ったので持駒に歩が余ってしまいました。
なので、▲2六飛(第3図)には△2六同と上がりが正着(詰将棋として)となります。
これならば、▲1五馬としても駒を取らずに済み、駒が余らず詰みます。
ちなみに、3手目の飛車捨てに△2六同玉もありますが、これも▲1五角成で詰みます。
この作品、攻め方の飛車と角、玉方の2枚のと金が、“16パズル”のように協力してスライドして解決します。
詰手順……▲1五飛△同と▲2六飛△同と上がり▲1五角成まで5手詰
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