英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『平清盛』 第4話「殿上の闇討ち」

2012-01-30 19:08:18 | ドラマ・映画
親子の絆の回でした。

 清盛(松山ケンイチ)は、出世のため貴族にへつらう父・忠盛(中井貴一)を蔑み憤る。
 義朝(玉木宏)は、源氏の凋落は為義(小日向文世)の不甲斐なさゆえと責める。

 それが、為義の活躍?(暴挙)により、清盛は父の気持ち(王家の犬では終わらぬ)を知り、義朝は父の切羽詰まった気持ちを知る。

 また、父として息子に告げる言葉もなかなか良かった。
忠盛「(野心を持ったのは)清盛をわが子として育てると決めた時だ」
為義「馬鹿者、お前に守ってもらうほど老いてはおらぬわ」

 父と息子が笑い合うというシーンは良いものですなあ。
 最後のシーンでは、やたら饒舌な忠盛。いつもこのくらいであれば、清盛ももっと素直に育ったのではないだろうか。(まあ、ドラマでの父は多くを語らないのがお約束)

源平の誓い
「源氏と平氏の勝負は武士が朝廷で力をつけてからでも遅くない」
内裏の渡り廊下で為義が忠盛を討とうとした際、忠盛が為義に言った言葉。
 孫の代まで繋がる言葉であるが、今後、平氏の背中のみ追う源氏には守り難い誓いでもあった。

心の機微に弱い璋子(壇れい)
 歌心は理解できる璋子だが、えぐるように鳥羽上皇(三上博史)の心を傷つける。

少し見分けがつきました
 やはり似ている義朝と佐藤義清(藤木直人)。少しだけ彫が深いのが義朝だということを発見!(笑)

顔の怖い人がもう一人
 藤原忠実(國村隼)も顔が怖いが、やはり藤原家保(渡辺哲)のほうが怖い。忠実の息子・忠通(堀部圭亮)は、いかにも性格が悪そう。


『天地人』はほぼ半年で脱落、『江』は2回で離脱しました。その時は、理解不能な展開や登場人物の心情に不愉快さを感じましたが、今回はすんなり観ることができます。面白いです。


【ストーリー】(番組サイトより)
北面の武士として鳥羽上皇(三上博史)に仕えることになった清盛(松山ケンイチ)は、北面の武士の中でもひときわ文武両道に秀でた佐藤義清(のりきよ:藤木直人)と出会う。義清は卓越した武芸をなんなく披露し、璋子(たまこ:檀れい)と女房たちとの歌合(うたあわせ)の場でも歌の名人である堀河局(りょう)の歌に適切な意見を述べて注目を浴びた。清盛は義清を意識しすぎて武芸の修練では失敗し、歌では的外れなことを言ってあきれられる始末だった。
そのころ、忠盛(中井貴一)は観音堂に千体の観音像を寄進するなど、璋子への愛憎に苦しむ鳥羽上皇の心の隙に入り込んでいった。やがて、忠盛は武士としては初めて、内裏への昇殿が許される「殿上人」に昇りつめた。祝宴を開き盛り上がる平氏一門をよそに、武士の心を忘れ、出世にいそしむ父の姿に清盛は反発を感じていた。
忠盛の出世は波紋を広げていた。平氏に差をつけられた源氏の棟梁、源為義(小日向文世)はやけ酒をあおり不運を嘆くと息子・義朝(玉木宏)から源氏の凋落(ちょうらく)は為義のふがいなさのためだと責められる。一方、藤原摂関家のおさ・忠実(國村隼)は鳥羽上皇に、忠盛が殿上人になったことへの不服を述べると、上皇は藤原摂関家の命運は自らが握っているかのように答え、忠実を牽制(けんせい)した。
ある日、藤原家成(佐藤二朗)の館で忠盛と清盛を迎えて宴が開かれ、その場に藤原忠実と息子の忠通(堀部圭亮)もやってきた。忠実は一計を講じて忠盛に舞うことを申し付ける。忠盛は堂にいった舞で周囲を魅了するが、忠実は伴奏を乱れさせるほか貴族たちが忠盛に酒を浴びせるように仕組み、忠盛を笑いものにする。屈辱を甘んじて受ける忠盛の態度に清盛は怒りを抑えかねていた。
その後、藤原忠実は源為義を呼び、平忠盛が豊明節会(とよあかりのせちえ)という儀式に出席するときに隙ができることを教え、忠盛を討ち取るようそそのかす。一方、それぞれ父への不満を抱えた清盛と義朝が出会う。清盛は武士の心を忘れて宮仕えにいそしむ父・忠盛への不満をぶつけ、義朝はふがいない父・為義への不満を清盛にぶつけた。そこへ源氏の家臣・鎌田通清(金田明夫)がかけつけ、為義は忠盛を斬るつもりだと告げる。
夕暮れ時、内裏の渡り廊下を一人で歩く忠盛に為義が迫り、源氏の未来と息子・義朝のために忠盛を斬ると告げる。忠盛は「源氏と平氏の勝負は武士が朝廷で力をつけてからでも遅くない」と為義を制し、「王家の犬では終わりたくない」という悲願も告白する。その一部始終を清盛と義朝はかげから見つめていた。忠盛の帰りを待ちかまえていた清盛は、忠盛にいつから野心をもっていたかを問うと、忠盛は「清盛をわが子として育てると決めた時だ」と答えた。父への認識を新たにした清盛は、すがすがしい笑みをうかべていた。

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4 コメント

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観たよ~ (将棋を知らない母)
2012-01-31 05:22:46
子供たちをねじ伏せて観ました(笑)璋子の鳥羽上皇(三上博史)に対する言葉は、本当にヒドイですね・・・お顔の怖いりょうにたしなめらられてましたね(りょうさんファンの方ごめんなさい、どのドラマを見ても怖い・・・)
世間では、平清盛が汚いと言われているようですが、性格からすると、おしゃれに、こ綺麗にしている方がおかしいですもんね・・・表情がころころ変わってお父様とのやりとりも、かわいいって思いました。やっぱりなんといっても中井貴一さんが、いいぃ~ですね・・・
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もう一人、いましたね ()
2012-01-31 11:12:52
 将棋を知らない母さん、こんにちは。
 もう一人いましたね、怖い顔の人が(笑)

 北面の武士の「支度(したく)」には、笑っちゃいましたね。
 忠盛(中井貴一)は格好いいですね。
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また書いちゃうけど(笑) (koumama)
2012-01-31 16:11:46
藤木君と玉木君。区別が少し付いたのね・・(笑)全然違うけどなぁ・・

今回は父と息子の確執が溶けていく 最後のところがとてもよかったと思います。
大河・・いつも私は大好きなので最後まで見てますが 今回は英さんが離脱しなさそうなのでちょっと嬉しいです。
それにしても璋子は冷たいよなぁ・・りょうさんは鳥羽上皇が好きなんだものね。ちょっと怖い・・かもしれないけど いい味出してますよね(笑)。
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私だけではないです ()
2012-01-31 19:42:30
koumamaさん、こんばんは。

>藤木君と玉木君。区別が少し付いたのね・・(笑)全然違うけどなぁ・・

 おかげさまで(笑)。
 でも、他のレビュアーの方も(どなたか忘れましたが)「区別がつかない」とおっしゃっていましたよ。

>大河・・いつも私は大好きなので最後まで見てますが 今回は英さんが離脱しなさそうなのでちょっと嬉しいです。

 当分は観るつもりです。ただ、レビューするかどうかは微妙。
 この時代は詳しくないので、史実的なことは突っ込めないし、納得のストーリーなので、突っ込むことは少ないですから。
 ここ数回のように、登場人物を弄りながら、多少の感想を添えるといった感じで続けるかもしれません。

 鳥羽上皇、毎回、コメカミに怒りマークが増えていきますね。血管切れないか心配です。
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