300万人という数は適当です。
実際はもっと多いかも(←「そんなことねえよ」と突っ込むところです)
難解な将棋をややリードし、着実にリードを広げていった中盤戦。
夕方、羽生九段の残り時間は残り50分(持ち時間は4時間)、対する飯島八段は8分。優勢のうえ、残り時間もある。
ここで41分を投入し▲7四銀!最善手、または最善手に近い手であろう。
これで、残り時間は9分対8分と持ち時間の優位はなくなったが、勝ちを読み切ったのならそれでよい。
ところが、その数手後、優位をふいにする悪手を指し、一気に形勢互角。
先の長考の読み通り指し進めたのだが、その手順に読み抜けがあったと思われる。
▲7四銀(この手は最善手だった)に30分、更にその後、20分ほど読み直せば、間違えずに指し進めることができたであろう。
それでも、まだ互角。しかし、この互角というのは、AIがはじき出す数値で、互いSに最善手を指した場合の形勢判断。
人間の目からすると、飯島八段の指し手は分かりやすく、羽生九段は最善手を続けるのは難しそうだ。
しかも、決めに行って決まらなかった……流れが悪すぎる。
駄目かも……60%ほど負けを覚悟した。でも、飯島八段も残り時間は少ないので、羽生九段の強さを考えると、5分以上に勝てるかもと、気を取り直して観戦。
その期待に応え、、残り時間の少ない中で、ほぼ最善手を指し続け、逆に飯島八段が間違え、勝勢に。
それでも、将棋は一手の読み落としで簡単に逆転するので、気は抜けない。
……当然、羽生九段も気は抜かなかったが、自玉の頓死筋を見落とし、大逆転負け!
グハッ!
飛車を渡して必至を掛けたのが間違いで、飛車を渡したので、頓死してしまった。
勝つことだけを考えれば、あそこで50分も考えずに時間を残しておくべきなのだろうが、あそこで勝ちを読み切る(最短の寄せを目指す)のが、羽生九段の羽生九段たる所以なのだろう。
これで、王位への挑戦の道は閉ざされた。勝っていれば、4勝1敗で渡辺九段と並び、紅組優勝を掛けて戦うことになっていた。(それに勝つと、白組優勝者とプレーオフ。勝てば挑戦)
まあ、あと2勝必要なので、今期はがなかったということで……
リーグ残留ができて良かったと考えよう。(6人リーグで、上位2位までが残留)
紅組は、最終局を前にして斎藤(慎)八段と佐々木(大)と藤本五段が3勝1敗で並んでいたが、
斎藤八段が藤本五段との1敗決戦を勝利し、佐々木七段も佐藤(天)九段に敗れたので、斎藤八段が優勝。
挑戦者決定戦は渡辺九段vs斎藤八段となった。
実際はもっと多いかも(←「そんなことねえよ」と突っ込むところです)
難解な将棋をややリードし、着実にリードを広げていった中盤戦。
夕方、羽生九段の残り時間は残り50分(持ち時間は4時間)、対する飯島八段は8分。優勢のうえ、残り時間もある。
ここで41分を投入し▲7四銀!最善手、または最善手に近い手であろう。
これで、残り時間は9分対8分と持ち時間の優位はなくなったが、勝ちを読み切ったのならそれでよい。
ところが、その数手後、優位をふいにする悪手を指し、一気に形勢互角。
先の長考の読み通り指し進めたのだが、その手順に読み抜けがあったと思われる。
▲7四銀(この手は最善手だった)に30分、更にその後、20分ほど読み直せば、間違えずに指し進めることができたであろう。
それでも、まだ互角。しかし、この互角というのは、AIがはじき出す数値で、互いSに最善手を指した場合の形勢判断。
人間の目からすると、飯島八段の指し手は分かりやすく、羽生九段は最善手を続けるのは難しそうだ。
しかも、決めに行って決まらなかった……流れが悪すぎる。
駄目かも……60%ほど負けを覚悟した。でも、飯島八段も残り時間は少ないので、羽生九段の強さを考えると、5分以上に勝てるかもと、気を取り直して観戦。
その期待に応え、、残り時間の少ない中で、ほぼ最善手を指し続け、逆に飯島八段が間違え、勝勢に。
それでも、将棋は一手の読み落としで簡単に逆転するので、気は抜けない。
……当然、羽生九段も気は抜かなかったが、自玉の頓死筋を見落とし、大逆転負け!
グハッ!
飛車を渡して必至を掛けたのが間違いで、飛車を渡したので、頓死してしまった。
勝つことだけを考えれば、あそこで50分も考えずに時間を残しておくべきなのだろうが、あそこで勝ちを読み切る(最短の寄せを目指す)のが、羽生九段の羽生九段たる所以なのだろう。
これで、王位への挑戦の道は閉ざされた。勝っていれば、4勝1敗で渡辺九段と並び、紅組優勝を掛けて戦うことになっていた。(それに勝つと、白組優勝者とプレーオフ。勝てば挑戦)
まあ、あと2勝必要なので、今期はがなかったということで……
リーグ残留ができて良かったと考えよう。(6人リーグで、上位2位までが残留)
紅組は、最終局を前にして斎藤(慎)八段と佐々木(大)と藤本五段が3勝1敗で並んでいたが、
斎藤八段が藤本五段との1敗決戦を勝利し、佐々木七段も佐藤(天)九段に敗れたので、斎藤八段が優勝。
挑戦者決定戦は渡辺九段vs斎藤八段となった。
勿論わざとではないのでしょうが、応援している側からすればがっくりと肩を落とさずにはいられません。
昨日はコメントを頂き、ありがとうございました。
英さん同様自分もタヤマさんからコメントをもらえるとは思ってなかったのでめっちゃ驚きました。
>羽生九段、時々?しばしば?ちょいちょい?アレっていうようなミスをしますよね。
羽生九段は今でもトップクラスの強さだと思いますが、読みの精度、速さ、そして、勝負に関するアンテナが、ほんの少し落ちてきているように思います。
もう少し、終盤に時間を残すべきだと思いますが、入念に読んで、最善手を求める姿勢を貫くのが羽生九段の羽生九段たる所以で、強さの根源だと思います。
昨夜は逆転負けで荒んでいたところで、あの記事を読み、直情的なコメントをしてしまいました。もともと、直情的なので、荒んでいなくても、ああ書いたような気もしますが……
それはともかく、早起きのアッシー君(←死語?)行為も、報われましたね。