もう12月。今年もあとわずかですね。そして 27-3 まで残りあと67日。引き続き頑張っていきましょう。
さて、本試験の振り返りのたびに書いていますが、「一文字で送り仮名のない訓読み」をなかなか網羅的に押さえることができず、私にとって「得点源」ならぬ「失点源」になっています。なので前回の 27-2 が終わって以降、このテーマに特に重点的に取り組んでいますが、なかなかに手強く、難儀しています。(苦笑)
なかでも、このところ何度学習しても記憶に定着しないのが、表題に書いた 【蕭】 と 【蒹】。皆さん、読めますか? 【蕭】 は「よもぎ」、【蒹】 は「おぎ」です。例によって「そう言えば・・」ということで、この周辺の漢字を整理してみます。
「よもぎ」
【艾】 (「漢検 漢字辞典」初版 P.187/第二版 P.190)
【蒿】 (505/508)
【蓬】 (1395/1409)
【蕭】 (757/764)
以上は、「辞典」の初版・第二版両方で「よもぎ」の読みが採用されていますが、第二版のみに記載のあるものとしては、
【苹】 (1354/1367)
【萍】 (1355/1369)
があります。ついでですが、第二版だけでいうと 【莪】(つのよもぎ)、【薛】(かわらよもぎ) なんてのもあります。「よもぎ」の最後の2つも含めて、初版に記載のない読みですから本試験にはまず出ないと思いますが、万が一 【莪】 が出されて「つのよもぎ」などと正解できたら、相当気分が良さそうですね。(笑)
「おぎ」
【荻】 (1091/1100)
【蒹】 (427/430)
27-2 で、(九)の故事・諺問題に 「ケンカ 玉樹に倚る」が出題されました。正解は 【蒹葭】、意味は「つまらない人物が、身分のある親戚の勢いを借りることのたとえ。」(成語林)です。
「あし」
【葭】 (151/153)
【葦】 (36/36)
【蘆】 (1595/1611)
「あし」は「悪(あ)し」に通じることからそれを嫌って「よし」と言い換えるようになったというだけあって、この3つにはいずれも「よし」との読みも採用されていますが、【蘆】の「よし」は初版になく、第二版だけの記載ですね。まあ「別名」「言い換え」なのですから、どの字も「あし」とも「よし」とも読むと思っておけば良いのでしょうが、【葭簀/葦簀】 はやっぱり「よしず」で、「あしず」とは読まないのでしょうねぇ・・
「もぐさ」
【艾】 (187/190)
「もぐさ」と読む場合の意味を「辞典」から引用しますと、
1.ヨモギの葉を干してもみ、綿状にしたもの。灸に使う。 「-に火をつける」
2.ヨモギの別称。
とあります。「ヨモギの別称」なんだったら、「よもぎ」と読む字は全部「もぐさ」とも読みそうなものですが、「もぐさ」と読むのはこの 【艾】 のみ。「辞典」「漢語林」「大漢和」いずれにも、「もぐさ」と読む他の漢字はありませんでした。
さて、本試験の振り返りのたびに書いていますが、「一文字で送り仮名のない訓読み」をなかなか網羅的に押さえることができず、私にとって「得点源」ならぬ「失点源」になっています。なので前回の 27-2 が終わって以降、このテーマに特に重点的に取り組んでいますが、なかなかに手強く、難儀しています。(苦笑)
なかでも、このところ何度学習しても記憶に定着しないのが、表題に書いた 【蕭】 と 【蒹】。皆さん、読めますか? 【蕭】 は「よもぎ」、【蒹】 は「おぎ」です。例によって「そう言えば・・」ということで、この周辺の漢字を整理してみます。
「よもぎ」
【艾】 (「漢検 漢字辞典」初版 P.187/第二版 P.190)
【蒿】 (505/508)
【蓬】 (1395/1409)
【蕭】 (757/764)
以上は、「辞典」の初版・第二版両方で「よもぎ」の読みが採用されていますが、第二版のみに記載のあるものとしては、
【苹】 (1354/1367)
【萍】 (1355/1369)
があります。ついでですが、第二版だけでいうと 【莪】(つのよもぎ)、【薛】(かわらよもぎ) なんてのもあります。「よもぎ」の最後の2つも含めて、初版に記載のない読みですから本試験にはまず出ないと思いますが、万が一 【莪】 が出されて「つのよもぎ」などと正解できたら、相当気分が良さそうですね。(笑)
「おぎ」
【荻】 (1091/1100)
【蒹】 (427/430)
27-2 で、(九)の故事・諺問題に 「ケンカ 玉樹に倚る」が出題されました。正解は 【蒹葭】、意味は「つまらない人物が、身分のある親戚の勢いを借りることのたとえ。」(成語林)です。
「あし」
【葭】 (151/153)
【葦】 (36/36)
【蘆】 (1595/1611)
「あし」は「悪(あ)し」に通じることからそれを嫌って「よし」と言い換えるようになったというだけあって、この3つにはいずれも「よし」との読みも採用されていますが、【蘆】の「よし」は初版になく、第二版だけの記載ですね。まあ「別名」「言い換え」なのですから、どの字も「あし」とも「よし」とも読むと思っておけば良いのでしょうが、【葭簀/葦簀】 はやっぱり「よしず」で、「あしず」とは読まないのでしょうねぇ・・
「もぐさ」
【艾】 (187/190)
「もぐさ」と読む場合の意味を「辞典」から引用しますと、
1.ヨモギの葉を干してもみ、綿状にしたもの。灸に使う。 「-に火をつける」
2.ヨモギの別称。
とあります。「ヨモギの別称」なんだったら、「よもぎ」と読む字は全部「もぐさ」とも読みそうなものですが、「もぐさ」と読むのはこの 【艾】 のみ。「辞典」「漢語林」「大漢和」いずれにも、「もぐさ」と読む他の漢字はありませんでした。