いかならむ いはほのなかに すまばかは よのうきことの きこえこざらむ
いかならむ 巌の中に 住まばかは 世の憂きことの 聞こえ来ざらむ
よみ人知らず
いったいどれほど深い岩山の中に住んだならば、世の中のつらいことが聞こえて来なくなるのだろうか。
第二句「巌」は言葉としては岩そのもののことですが、ここでは岩山の意ですね。第三句の「かは」は反語を表す係助詞。この世の中の嫌なことつらいことは、たとえ岩山の奥深くに住んだとしても聞こえてくるだろうとの嘆きの詠歌です。
いかならむ いはほのなかに すまばかは よのうきことの きこえこざらむ
いかならむ 巌の中に 住まばかは 世の憂きことの 聞こえ来ざらむ
よみ人知らず
いったいどれほど深い岩山の中に住んだならば、世の中のつらいことが聞こえて来なくなるのだろうか。
第二句「巌」は言葉としては岩そのもののことですが、ここでは岩山の意ですね。第三句の「かは」は反語を表す係助詞。この世の中の嫌なことつらいことは、たとえ岩山の奥深くに住んだとしても聞こえてくるだろうとの嘆きの詠歌です。