今現在、私のスマートフォンの気温表示はマイナス1度。実際にそこまでは低くないように思いますが、冬らしいひんやりとした静かな土曜日です。
私にしては少々遅い目覚めでしたが、起床してさっそく 28-3 全体を確認しましたので、いつもの通りの振り返りをしてみます。受検当日に感じた、対義語・類義語が難しく、それ以外は易しいとの印象は変わっていません。特に(一)の音読み問題は非常に易しかったのではないでしょうか。全体としては前回並みか、少し難しかったかという感覚でした。
(一)読み 29/30点
前回も同じようなことを書いたのですが、今回も(一)で初めて満点を取る絶好のチャンスでした。「でした」と過去形で書かなければならないのが情けないですね。 ^^;
音読み問題の過去問を辿っていくと、【卓犖】 【粉齏】 【蜑戸】 【棺椁】 【淹留】 【泛駕】 【冪冪】 【舟楫】 【嶷然】 【淤塞】 【狃習】 と11問が見つかります。これ以外でも、【黝然】 は 【黝藹】 が 27-1 で、【磔罪】 は 【磔殺】 が 24-2 で出されていますから実質的には過去問でしょう。【詒謀】 は知らなくても 23-2 の 【貽謀】 から推定可能。【蟾蜍】 は1級四字熟語にありますし、【嚼蠟(蝋)】 は 【咀嚼】 が読めれば読めます。ということで、個人的には今回の音読みは非常に易しく感じました。その中では、【芸帙 うんちつ】 と 【黐粘 ちでん】 が少々読みにくかったでしょうか。
一方訓読みですが、過去問そのままというのは、最後の 【徇う】 のみのようです。「とな・う」か「したが・う」か迷わせる意図と思われる出題ですが、過去、「したが・う」が1度(22-2)、「とな・う」が2度(24-1、25-3)出されています。今回は問題文も 25-3 とまったく同じでした。
で、私が今回唯一間違えたのが 【衊(血+蔑)す けが・す】。手元の自作問題集にももちろんあり、普段の学習で間違えた記憶もほとんどないのですが、なぜか出て来ず。最近、このようなケースが結構多いです。年齢的なものかなぁ・・・(汗) 「自分にとっての既往問題をきっちりと正解する」ことを最大の目標として漢検に取り組んでいるにもかかわらず、この問題を落としての 29 点とは実に悔しい限りですが、本試験での結果こそが実力ですね。
(二)書き取り 36/40点
調べた限りでは、全20問中過去問が16問。それ以外で、【盥嗽】 も過去問にあった気がして仕方がないのですが見つけられませんでした。デジャヴかな?
誤答したのは次の2問です。
13 自ら ガチュウ を執って・・・ 【牙籌】
【牙籌】 とは「そろばん」とか「計算」とかの意。試験中はまったく何も思いつかずのお手上げ状態でしたが、正解を見ると学習した記憶がありました。ただ、自作問題集にはありませんでしたので、どこで見たのか不明です。リピーターさんのブログかな?
16 ・・和漢の カンソウ を誦習した 【翰藻】
これも何も思いつきませんでしたが、「辞典」を見てみたらこの項目は読んだ記憶がありました。読んでいたら、すぐに自作問題集に採録しそうな熟語なのですが、なぜかそこにはなし。ちょっと不思議です。
(三)語選択・書き取り 8/10点
4 分を越えて欲すること ひぼう 【非望】
「どんらん」はひっかけで「ひぼう」だろうと思ったまでは良かったですが、如何せん 【非望】 という熟語を知らず。確か「匪望」と書いたのですが、結構惜しい?(笑) 例によって「辞典」を通読・渉猟していないための穴なので、個人的には致し方のないところ。これ以外の4問は易しく感じました。
(四)四字熟語 28/30点
これまた「例によって」ですが、下位級配当から出題の 【流連荒亡】(4級配当)がわからずに 28 点。同じく4級配当の 【金声玉振】 の方は過去問なので学習済みでした。問1では、【流連荒亡】 の他に 【折檻諫言】 【影駭響震】 【旁時掣肘】 がおそらく新出。5回、6回と出題されている超頻出語(【偕老同穴】【造次顛沛】など)の一方で新出が4問と、両極端の出題でした。問2で正解となった5つの熟語の内の4つも新出だと思いますので、過去問だけの学習では少し厳しい出題だったと言えるかもしれません。
今年度から形式が変わって読みが問われるようになりましたから、問2で新出の問題がその後問1で書き問題で問われるというような流れが出てくるのかもしれませんね。
ここまでで合計 101 点。この通りなら、表面としては自己最高の結果になります。正式結果はどうなるでしょうか。
後半に続きます。
私にしては少々遅い目覚めでしたが、起床してさっそく 28-3 全体を確認しましたので、いつもの通りの振り返りをしてみます。受検当日に感じた、対義語・類義語が難しく、それ以外は易しいとの印象は変わっていません。特に(一)の音読み問題は非常に易しかったのではないでしょうか。全体としては前回並みか、少し難しかったかという感覚でした。
(一)読み 29/30点
前回も同じようなことを書いたのですが、今回も(一)で初めて満点を取る絶好のチャンスでした。「でした」と過去形で書かなければならないのが情けないですね。 ^^;
音読み問題の過去問を辿っていくと、【卓犖】 【粉齏】 【蜑戸】 【棺椁】 【淹留】 【泛駕】 【冪冪】 【舟楫】 【嶷然】 【淤塞】 【狃習】 と11問が見つかります。これ以外でも、【黝然】 は 【黝藹】 が 27-1 で、【磔罪】 は 【磔殺】 が 24-2 で出されていますから実質的には過去問でしょう。【詒謀】 は知らなくても 23-2 の 【貽謀】 から推定可能。【蟾蜍】 は1級四字熟語にありますし、【嚼蠟(蝋)】 は 【咀嚼】 が読めれば読めます。ということで、個人的には今回の音読みは非常に易しく感じました。その中では、【芸帙 うんちつ】 と 【黐粘 ちでん】 が少々読みにくかったでしょうか。
一方訓読みですが、過去問そのままというのは、最後の 【徇う】 のみのようです。「とな・う」か「したが・う」か迷わせる意図と思われる出題ですが、過去、「したが・う」が1度(22-2)、「とな・う」が2度(24-1、25-3)出されています。今回は問題文も 25-3 とまったく同じでした。
で、私が今回唯一間違えたのが 【衊(血+蔑)す けが・す】。手元の自作問題集にももちろんあり、普段の学習で間違えた記憶もほとんどないのですが、なぜか出て来ず。最近、このようなケースが結構多いです。年齢的なものかなぁ・・・(汗) 「自分にとっての既往問題をきっちりと正解する」ことを最大の目標として漢検に取り組んでいるにもかかわらず、この問題を落としての 29 点とは実に悔しい限りですが、本試験での結果こそが実力ですね。
(二)書き取り 36/40点
調べた限りでは、全20問中過去問が16問。それ以外で、【盥嗽】 も過去問にあった気がして仕方がないのですが見つけられませんでした。デジャヴかな?
誤答したのは次の2問です。
13 自ら ガチュウ を執って・・・ 【牙籌】
【牙籌】 とは「そろばん」とか「計算」とかの意。試験中はまったく何も思いつかずのお手上げ状態でしたが、正解を見ると学習した記憶がありました。ただ、自作問題集にはありませんでしたので、どこで見たのか不明です。リピーターさんのブログかな?
16 ・・和漢の カンソウ を誦習した 【翰藻】
これも何も思いつきませんでしたが、「辞典」を見てみたらこの項目は読んだ記憶がありました。読んでいたら、すぐに自作問題集に採録しそうな熟語なのですが、なぜかそこにはなし。ちょっと不思議です。
(三)語選択・書き取り 8/10点
4 分を越えて欲すること ひぼう 【非望】
「どんらん」はひっかけで「ひぼう」だろうと思ったまでは良かったですが、如何せん 【非望】 という熟語を知らず。確か「匪望」と書いたのですが、結構惜しい?(笑) 例によって「辞典」を通読・渉猟していないための穴なので、個人的には致し方のないところ。これ以外の4問は易しく感じました。
(四)四字熟語 28/30点
これまた「例によって」ですが、下位級配当から出題の 【流連荒亡】(4級配当)がわからずに 28 点。同じく4級配当の 【金声玉振】 の方は過去問なので学習済みでした。問1では、【流連荒亡】 の他に 【折檻諫言】 【影駭響震】 【旁時掣肘】 がおそらく新出。5回、6回と出題されている超頻出語(【偕老同穴】【造次顛沛】など)の一方で新出が4問と、両極端の出題でした。問2で正解となった5つの熟語の内の4つも新出だと思いますので、過去問だけの学習では少し厳しい出題だったと言えるかもしれません。
今年度から形式が変わって読みが問われるようになりましたから、問2で新出の問題がその後問1で書き問題で問われるというような流れが出てくるのかもしれませんね。
ここまでで合計 101 点。この通りなら、表面としては自己最高の結果になります。正式結果はどうなるでしょうか。
後半に続きます。