漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 667

2025-02-11 04:36:57 | 貫之集

めにもみず こゑもたえせぬ ほどなれど しのぶるにこそ はるけかりけれ

目にも見ず 声もたえせぬ ほどなれど しのぶるにこそ はるけかりけれ

 

逢うことはなくただ絶えず声を聞いている、そもそもそんな程度の間柄ではあるけれど、忍ぶ恋であるがゆえに、余計にその人と隔たっているように感じる。

 

 逢えないが声はいつも聞いているというのは、身分の違いで御簾越しにしか接することのできない相手なのでしょう。

 

 



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