漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

【老舗】

2018-01-13 06:25:16 | 雑記
 おはようございます。年末年始の喧噪も過ぎ去り、公私ともに日常が戻ってきつつあります。そんな中、今日・明日は大学入試のセンター試験ですね。大雪が心配される地域もあるようですが、当事者の皆さんが恙なく受験できることをお祈りします。

 さて今日は 【老舗】 について。普通「しにせ」と読みますが、「ろうほ」という音読みもあるようです。先日何気なくTVを見ていたら、「創業50年の老舗」というナレーションが耳に入りました。個人的な感覚で「50年でもう『老舗』??」と少し違和感があり、ネットで調べてみたところ、確定的な定義などはもちろんないようですが、

 帝国データバンク  100年
 東京商工リサーチ   30年
 東都のれん会    100年
 エノキアン協会   200年

などなど、いろいろな基準があるようです。ちなみに「エノキアン協会」というのは、創業200年以上の企業だけが加盟を許される老舗企業の国際団体で、本部はパリ。Wikipedia によれば、加入資格は正確には、

  1 創業以来200年以上の社史を持っていること
  2 創業者の子孫が現在でも経営者、もしくは役員であること
  3 家族が会社のオーナーもしくは筆頭株主であること
  4 現在でも健全経営を維持していること

とのことで、なるほどこれなら誰が見ても堂々たる【老舗】ですね。


 ついでですが、わが国で最古の歴史を持つ企業と言えば、寺社建築で有名な株式会社金剛組。経営危機などを経て、現在の金剛組は法人格としては2005年設立のようですが、創業はなんと西暦578年。四天王寺建立のために聖徳太子が百済から招いた宮大工が起源と言いますから驚きですね。現在も100名を超える宮大工を擁して、文化財建造物の復元、修理などにも携わっているとのこと。すごい会社があるものです。


 今の時刻は6時23分。東の空がようやくほんのり明るくなってきました。
 大学院の後期試験が来週の土曜日に迫っていますので、今日・明日はそれに向けた勉強に勤しみます。


あけましておめでとうございます

2018-01-08 19:54:47 | 雑記
 関東では、もう松の内も明けてしまいましたが、改めまして新年あけましておめでとうございます。

 1カ月ぶりの更新になりましたが、この間も変わらずたくさんの皆さんにご来訪をいただいておりまして、心より感謝とお詫びを申し上げます。更新は滞っておりますが、私自身は1/4から仕事も始まり、変わらず元気に過ごしております。

 さてそんな中、去る1/5は、29-3 の申し込み締め切り日でした。結論から申し上げますと、25-1 以降ずっと続けてきた受検(実際には受検できなかった回も一度だけありましたが)ですが、今回は見送りとしました。2年ほど前から、リピート受検を続けることへの迷いが少しずつ自分の中に溜まってきていたのですが、特にここ1年ほどは、「惰性」とか「義務感」とかいった表現がフィットしかねない心持ちになってきていました。もともといろいろなことに手を出しすぎていることもあって、仕事への取組みも含め、すべてが中途半端になっているとの思いが拭えなくなりました。ですので、このあたりで一度リセットを図りたいと思っています。

 30-1 以降のことについてはまだ何も決めていませんが、今現在の思いとしては、しばらくは大学院での学習にある程度集中して取り組みたいかなと考えています。もちろん、言葉や日本語、その一部としての漢字に対して興味を失ったということとは全く違いますので、このブログは細々とでも続けさせていただき、折々の想いやトピックスなど、これまで通り気ままに認めて行きたいと思っております。「漢検」に直接関係する記事は少なくなると思いますが、勝手ながら引き続きご来訪いただければ嬉しく思います。


 末筆になりましたが、今年一年が皆様にとって有意義で実りある年となりますよう、お祈りいたします。