流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

川崎重工業株式会社 兵庫工場

2018-04-29 | 鉄道
川崎重工業株式会社は、オートバイ、航空機、鉄道車両、船舶などの輸送機器及びその他機械装置を製造する日本の企業です。
同社の兵庫工場は、鉄道車両製造部門を担う生産拠点です。
明治36年(1906年)の創業以来、9万両以上の鉄道車両を製造しています。


兵庫工場本館の敷地内にて、2両の鉄道車両が静態保存されています。


「日本国有鉄道181系特急電車(1号車)」


昭和33年(1958年)製造


東海道線の全線電化を機に東京-大阪間を6時間50分で結ぶビジネス特急こだま第1号編成の先頭車です。


優れた走行性能、従来にない乗り心地の良いデラックスな座席など斬新なデザインでデビューしました。


本車両は、新幹線へ続く電車特急の基礎を築きました。


「新幹線0系電車」(21-7008)


日本国有鉄道(国鉄)が昭和39年(1964年)の東海道新幹線開業用に開発した初代の営業用新幹線電車です。


展示車両は、川崎重工業で製造されたR61編成(さよなら運転使用車)の1号車です。


残念ながら一般公開されていません。(×_×)


工場内に架けられている連絡橋のようです。
側面に同社で製造された鉄道車両が描かれていました。


「9900形」大正13年製 当社1000号車


「パシナ形」昭和9年製 当社1500号車


「9600形」大正13年製 250車両製造


「C57形」昭和12年製 愛称:貴婦人


<兵庫工場概要>
所在地:神戸市兵庫区和田山通
敷地面積:223,000平方メートル(阪神甲子園球場5~6個分に相当)
建屋面積:131,500平方メートル
月間標準生産能力: 客電車80両、機関車8両


「構内踏切」


兵庫工場は鉄道工場としては唯一、工場構内を市道が貫通し、踏切も設置されている事で有名です。


<北工場>


近距離で車両が見えますが、実際には踏切と車両留置線はかなり離れています。
市道からの写真撮影です。


「入換機関車」


「東京都交通局12-600形電車」


「京急2100形電車」


京浜急行電鉄(略称:京急)が所有する約半数を川崎重工業が製造しているそうです。


「ロングアイランド鉄道C3客車」
ロングアイランド鉄道は、アメリカ・ニューヨーク周辺を基盤とする通勤鉄道会社です。


<南工場>


工場内の鉄路は、三線軌条(さんせんきじょう)が敷設されています。
鉄道において軌間の異なる車両を運転するために、通常1対2本の軌条(レール)で敷設される線路について、
片側のレールを共通として残り2本のレールをそれぞれの軌間に応じて敷設したものを言います。


「レンガの歩み」
(要旨抜粋)
明治39年(1906年)5月に川崎造船所運河工場が建設され、その当時の事務所として、
また戦後の労働組合の事務所として使用されてきた建物が昭和59年3月にとりこわされた、
私たちは先輩の苦労を感謝し、イギリスより輸入のレンガのあゆみをここに残す


神戸市兵庫区和田山通にレンガ塀が残されています。

全て市道からの見学でしたが、しっかり楽しめました。
いつの日か一般公開される時を待ちたいと思います。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・

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2 コメント

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○更なる・・・ (ESPER)
2018-04-30 22:49:24
>おっさん さん
川崎重工業には「カワサキワールド」という企業博物館がありますが、更なる発展を望みたいですね。
我が国の工業発展に多大な貢献をしている企業ですから。
ワーイ♪ゝ(冖(ェ)冖ゝ)(ノ◎¬▽¬)ノワーイ♪
返信する
Unknown (おっさん)
2018-04-30 13:37:14
川重は昨年、飛燕を復活させ航空博物館で展示されていますね。
OH-1やUH-Xでは手間取っていますが目処は立ったようで楽しみです。
アメリカの強烈な横槍で頓挫した超伝導動力船も何とか復活させて欲しいものですが展示船すら撤去させられたのでどうなりますやら。
縦Ⅲ、横Ⅲと言われる重工業の一角、立直して頂きたいものです。
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