日輪を 倫敦五輪に 高揚し
梅士 Baishi
ロンドンオリンピックが開幕し、次々と勝敗を決している。
開幕式のポールマッカートニーや北島選手のブレスト100m敗退、
金メダリストの世界新記録などを観ていると、時代の新旧交代を印象
付けられる。
オリンピックは、参加することに意義がある段階と、さらに勝つこと
に意義がある、勝ち方に意義があるという発展段階がある。
日本は勝たねばならないし、まして、中国や北朝鮮の無神論国家
の選手に負けてはならない。
その意味では、神のごとく戦わなければならない。
それが、日本のオリンピック参加の意義である。
その点、オリンピック柔道の戦いは不満足だった。
武道家としての美学、真の強さというものが欠けている。
ルールにも問題はあるが、心の構えが大事だ。
柔よく剛を制するという柔道の美学を世界に示してほしい。
ルールに関しては、場外に押し出された方がポイントを取られると
いう場外ルールを入れるとよい。
どうも、逃げる形が多すぎる。
一本勝負の潔さがない。
勝負に美意識があってこそ、スポーツマンシップと言う友情が生ま
れるものである。
そうした美学のある勝負が、強くなければならない。
美意識が弱くするのであれば、美に甘えがあるのだ。
恐怖心を捨てて、勝負に挑むことだ。
それが、勝負における与える愛と言うべきかもしれない。
【 日本代表選手よ、堂々と勝利せよ! 】
過酷な練習量から、スポーツ障害寸前まで追い込まれて、かえっ
て力を出し切れていない選手がいるのではないかと気にかかる。
リスクを恐れるあまり、練習量を強化し、肉体を脆くしているのでは
ないのかと。
むしろ、練習量を減らして精神力を高めるトレーニングがあるので
はないのか。
しかし、日本代表選手は勝たなければならない。
日本の実力を、印象付ける使命がある。
世界のリーダー国としての美しい勝利の姿を見せる必要がある。
それは、可能なことである。
武士道精神は、強さでもあることを証明したいではないか。
水泳の北島コウスケ選手も、ローマ五輪に出場するからには、言
い訳無用で勝つ使命がある。
過去の栄光は関係ない。
100m五位の言い訳は聞きたくなかった。
申し訳ないと言ってほしかった。
精いっぱいやっていることは誰にもわかる。
そんな当たり前のことを、言い訳にしてはならない。
勝つこと、そのイメージの力を証明してほしいものである。
その点、柔道は判定に持ち込まれると、審判員の恣意に左右される。
だからこそ、一本勝ちの美学を啓蒙しなければならない。
武士道精神の普及にこそ、柔道の使命がある。
日本に学ぶ、そういう敬意を集める武道文化を普及していただきた
いものだ。
判定柔道を恥とする柔道文化を啓蒙すべきである。
スポーツを通して、日本のあるべき姿を内外に示してほしいもので
ある。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi