九十九島 せんぺい食いぬ 蝉しぐれ
梅士 Baishi
バリバリと音を立てて、朝の九十九島せんぺいをかじる。
クマゼミの蝉しぐれにも負けない音を楽しむ。
命のやり取りのように、朝夕の水遣りが欠かせない猛暑である。
その猛暑も諸行無常、太く短いしばらくの夏。
ワーッと合戦しているようなクマゼミたちの気勢も二週間ほどのこと。
奇跡のような、至福の真夏の真ん中にいるのである。
さて、わが7月も晦日となった。
今年は、博多祇園山笠、蝉しぐれに加えて、ローマオリンピックで
ある。
人類滅亡ともささやかれた2012年だが、今のところ賑やかである。
ポスト・オリンピックへの体制と監視を怠ってはなるまい。
敵の動きを白日の下にさらすことが、すでに、敵の動きを封じること
になる。
軍事衛星を多数中国上空に張り付けておく必要がありそうだ。
【 国際柔道ルールの見直しを 】
オリンピック柔道は、どうも武道としての柔道ではないと感じる。
最大要因は、判定ルールにあるのではないか。
格闘技である以上、組み合わなければ勝負にならない。
場外ルールは逃げを許すものであってはならない。
場外5回で退場というルールはどうか。
これだけで、逃げる柔道が不利になる。
押し出されないようにするためには戦いが始まる
戦いの場を場外近くでやるというのが、どうも柔道らしくない。
トップアスリートの勝負は魅せるスポーツである。
競争社会にあって、感動的な戦い方を啓蒙する意義もある。
人間の精神力の無限性を感じさせる文化でもある。
神のごとく戦ってほしいものだ。
さて、今日も熱戦が繰り広げられる。
日本代表選手の感動的な勝利を期待する。
その姿を見ながら、トップアスリート育成のための国家責任を自覚
してほしい。
スポーツ基本法の生命線は、福祉主義的なスポーツ権論争ではな
く、如何に、スポーツリーダー(支えるスポーツ)を職業化するか、と
いうところにある。
教職員になるしかないという状態では、スポーツ文化の普及は実
現されないであろう。
因みに、スポーツの国家的な普及には、トップレベルを引き上げる
ことである。
民主党は、すそ野を持ち上げることだというが、論理的にはそうい
う発展の力学は成り立たない。
社会主義発想そのものである。
学校体育の充実、トップアスリート育成のための選手の職業化、支
えるスポーツの職業化、これに予算を組んで取り組んでほしい。
さらに、兵役制度を設けると体力増強につながることだろう。
合わせて検討することを提案する。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi