細切れに 残りすいかを 食らいけり
中村 梅士 Baishi
仕事が一段落すると、山に登るでもなく山を眺めて心
定まらない。
読書にも専念できず、読んだ本は三流の歴史小説『山
上憶良』だった。
普通買わない本だが、新聞社が処分する格安本として
買っておいたものの一冊だろう。
なぜ三流なのか、随所に時代錯誤の表現が見られ、歴
史小説としてはあまりに粗雑であること、歴史観が軽薄
であること、人物観が軽薄であること・・・。
やはり、凡人には小説は難しいものであり、まして歴
史小説はどうせ文献も少ない昔の題材だといっても、だ
からこそ一層難しいのだということが観じられたことで
ある。
しかし、万葉集には親しみたい。
中二日、今日は走らなければ堕落すると思えて、気温
32℃の中、少し短めの6kmを目標に走り出した。
ペースは6分前後と快調だったが、夕刻の直射日光が
頸動脈を炙り始めると折り返し地点でペースダウン、水
も飲み干し、熱射病のようにへたばった。
猛暑ジョグ第三回も失敗、後半はジョグウォークにな
ってしまったが、血流は爽やかになった。
明日の朝は台風21号の遠巻きの風が吹くかもしれな
い。
涼しければ、早朝ランニングを楽しむとしよう。
人事を尽くして天命を待つ。
人事を尽くしさえすれば、天命とは、分相応である。
希がかなわなくても、そこに分際をわきまえればよい。
分不相応の望みを欲望と言うのだろう。
しかし、足らざる分は、奮励努力するほかはない。
人事を尽くすこと、これがなにより大切だ。
それが、運命の大義だからである。
人事を尽くすこと、そこに主体的勝利がある。
アスリートに求められる勝利も自らの創意工夫と自主
的な努力にこそ人事を尽くす意義がある。
女子体操の宮川選手も、コーチに依存しないことだ。
熱心さのあまりの暴力を許してはアスリートではない。
そこがわからないなら、引退することだ。
スポーツマンシップに反することだからである。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party