春映画 魔法を見むと 魔法かけ
中村 梅士 Baishi
幸いにも、まだ「僕の彼女は魔法使い」が上映されて
いた。
ただし、上映は朝の二本、12時ちょうどがラストだ
った。
講師会議を11時半に抜け出すつもりが11時40分
までかかった。
8Fの会場を非常階段で降りて天神から中州大洋まで走
り、残り5分で到達した。
腹が減っていたので近くのハンバーガー屋でフィッシ
ュバーガーを注文した。
ところが作りたてを提供するというので5分も待たさ
れた。
90秒も遅刻して、始まったばかりの会場に入った。
読書用の眼鏡だったので、一番前の席に座った。
慌ただしくハンバーガーに食らいつきながら近すぎる
画面を見上げた。
いやあ、まさしく魔法のタイミングで話題の映画を見
ることができた。
さすがに千眼美子の演技は垢抜けていた。
作りとしては少しラフで辻褄が合わないなあと思える
ところがあったり、登場人物が少ないという印象もあっ
たが、なんとか千眼美子の魔法でカバーしていたかもし
れない。
一般の人には難しいだろうなあと思えるのは、一般の
魔法は使いたがるものであるが、現実の魔法は、いかに
日常生活に目立たないように秘めるかというところにあ
るというところだろう。
羼提波羅蜜多という秘法である。
ともかく、映画を見ることができて魔法の世界に入れ
たことが何よりの満足であった。
人を驚かせるのが魔法なのではない。
それと気づかれないで奇跡を起こす愛の力が魔法であ
る。
今夜も夢の世界で魔法の特訓をするとしよう。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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