北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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奥州の栄華 その2

2009-11-29 19:56:37 | 道外旅行記
「その1」では毛越寺をレポートしましたが、平泉、奥州藤原氏と言えば、やはりここは欠かせません。
そう、中尊寺です。





平泉駅から徒歩で約20分の所にある、中尊寺の入口。
ここからは、「月見坂」という坂道になっています。





入口にあったお地蔵さん。
毛越寺の地蔵菩薩と同様、宝珠を持っていて、信じれば何かご利益がありそうです。





中尊寺の歴史は、毛越寺と同時期の、850年(嘉祥3年)、慈覚大師円仁によって、この地に弘台寿院という寺が開かれたことに始まるとされている。
1105年(長治2年)、奥州藤原氏初代清衡によって多くの堂塔伽藍が建立された。
清衡は、前九年の合戦によって父を失い、後三年の合戦によって妻子を失うという波乱の半生をかえりみて、戦争で命を失った敵・味方の人々、さらに動物から草木に至るまで等しく供養し、戦争のない平和で平等な社会をつくりたいと願っていたと伝えられている。
そんな清衡の願いが実を結び、この地方は戦乱のない平和な時代が続き、二代基衡、三代秀衡によって、仏教による平和都市の建設が進んだとされている。
「中尊寺」という名称は、東北地方の中心という意味や、今立っているその場所こそが、自分にとって法界(仏様の世界)の中心である、という意味が込められているとされている。





まずやってきたのが、「弁慶堂」。
堂内には、源義経と、自害する義経を守って立ち往生を遂げた、弁慶の木造が安置されている。





そしてこれが「本堂」。





現在の本堂は、1909年(明治42年)に再建された物で、天台宗の総本山である、比叡山延暦寺から分火された、「不滅の法燈」なる火が、堂内で灯り続けている。





不動明王を本尊とする「不動堂」。
毎月の縁日・28日に護摩が焚かれ、様々な願いごとの成就のために、毎月多くの祈祷申込みがあるのだという。





さらに奥へ進んだところにある「能舞台」。
時代劇なんかで、同じような舞台がよく見られますね。
当時も、ここで能や狂言なんかが数多く演じられたのだろうと思います。





中尊寺と言えば、一番有名なのが、「金色堂」。
表門は入場自由だけど、ここだけ、拝観料がかかります。





この金色堂は、1124年(天治元年)の造立で、中尊寺創建当初の唯一の遺構である。
その名のとおり黄金色に輝く阿弥陀堂の中には、藤原三代の遺体と、首級を納めた須弥壇など33体の仏像が安置されている。


奥州の藤原氏と言えば、日本史の授業でも、それほど深くは掘り下げられなかった一族なので、今回実際に行ってみるまで、知らなかったことが本当に多くあり、新しい発見を多くすることが出来ました。
平泉編はあと1回、中尊寺近辺で見つけた、知られざる歴史上の旧跡を紹介します。
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傷ついた殿 そして家臣達は・・・

2009-11-29 14:52:58 | 特撮作品鑑賞
11月も明日で終わり。
あと一ヶ月もすれば、新年になって、部屋に飾ってある、すうちゃんこと森田涼花さんのカレンダーが本格始動となる。
でもね・・・、それって、シンケンジャーが終わりに近づいていくってことなんだよね・・・。
今年は本当に楽しめているので、例年以上に、終わりを迎えるのが寂しい、そんな心境ですよ。

てなわけで・・・、


(今週の侍戦隊シンケンジャー)

前回、十臓に「何故弱くなった?」と言われ、改めて自ら背負う物の重さを感じた丈瑠。
今回は、そんな丈瑠が、どう立ち直るのかと期待していたんだけど・・・、あれあれ、立ち直るどころか、逆に深手を負ってしまいましたか・・・。

冒頭の稽古シーンで、丈瑠と千明が竹刀を交えるのを見て、前回の流れからして、ひょっとしたら千明があっさり勝ってしまうのでは?なんてことを一瞬思ったけど、こちらもそれどころか、千明に鬼気迫るかのごとく技を仕掛けた丈瑠を見かねた流ノ介が止めに入るという、これまでになかった展開。
劇中のこととはいえ、志葉家第十八代当主というのは、やはり常人には想像がつかない程の重さがあるのだなと、見ていて感じた。
前半、「ゴールド寿司」がグルメ雑誌に掲載されたことをみんなに触れて回る源太のシーンは、そうすることで、丈瑠の気持ちを少しでも和ませようという狙いもあったのだろうと思うけど、どうやら効果なしだったようで・・・。

今回のサブタイトルは「御大将出陣」。
ついに、血祭ドウコクが、三途の川からこの世にやってきたのだが、それに合わせて、ついに本性を表し始めたアクマロといい、ドウコクの助けで再び三味線を自分の手に戻した薄皮太夫といい、今後、残り十幕(あるいは十一幕?)の中では、外道衆側のドラマにも要注目だと思う。

ドウコクとの戦いで深手を負い、倒れた丈瑠。
恐らく、十臓が斬り合いに手応えを感じるほど強かった頃の丈瑠なら、ああもあっさりはやられたりしなかったのだろうと思う。
来週以降、本当にどう立ち直っていくのだろうか・・・?

って、その来週は、一週間どころか一日、いや一時間も待てないことは編。(笑)
しかも、久しぶりにお姉さんも登場とのこと。
実はですね、私、ことはのお姉さんは、平日は毎日顔を見ているんですよ。
「エッ?」って思うでしょ。
別に、同姓同名の人が身近にいるとかそんなじゃなく、本当にご本人なんだけど、その意味は、いずれまた。
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