先日、函館山に関するネタとして、「『函館山』という名前の山はない。〇か×か?」という問題を載せました。
ガイドのときには、会話が一方通行にならないよう、お客様に話を振ったり、時にはこのようにクイズを出したりしていますが、いくら話が一方通行にならないようにとはいえ、ただクイズを出しゃいいってものではありません。
先程の函館山の問題は興味を持っていただけるんじゃないかなと思いますが、次の問題はどうでしょう。私も、自分で考え付いてはみたものの、これはちょっとガイドには適さないなと思います。
「『五稜郭タワー』は、五稜郭公園にある。〇か×か?」
以前、「札幌のテレビ塔は大通公園にある。〇か×か?」という問題を載せたことがあったので、それに因んで考えてみました。
正解は、テレビ塔の問題と同様×なのだけど、これは、ちょっとマニアック過ぎてガイドには適さないなと思います。
「五稜郭タワー」というのは、「五稜郭タワー株式会社」という一企業が運営する施設であり、文部科学省が所管する「特別史跡五稜郭」とは直接の関係はなく、(こう言ってはなんですが)ただ単に、特別史跡の敷地に隣接して建っているに過ぎないのです。
この地図は、「五稜郭公園」とも呼ばれる、「特別史跡五稜郭」の区域を表示したもの。
「五稜郭タワー」があるのは赤丸の場所です。公園区域内の施設ではないので、この地図には表示されていないのです。
特別史跡五稜郭の正門前。
この赤丸は・・・、
そう、ここから先が特別史跡だよという境界標なのです。
この鋲も恐らくそうでしょう。
職業柄、こういうのに敏感なので、つい探して撮っちゃいました。
行ったのは10月末でしたが、「五稜郭タワー」の1階では、以前も紹介した「カレーランキング」の最新ランキングが紹介されていました。
ベスト10のうち7つを「五島軒」が占めています。凄い・・・。
(8月中旬のランキング)
お土産としても大人気ですが、たまにこういうのを買って食べてみるのもいいかなと思いました。
最後に、これもタワーの中の展示なのだけど、これ、誰の肖像画だと思いますか?
小さく書いてますね。
えっ、土方歳三の肖像画?
土方歳三というとこの写真があまりにも有名で、↑の肖像画は、なんだか歌舞伎役者のようですが、これもまた、土方の有する様々な顔、一面を表しているということなのでしょうかね。
肖像画を描いた「中島登」という人物。
新撰組の一員で、隊士たちの肖像画を描き残していたんだそうです。初めて知りました。