北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

函館市熱帯植物園~再掲1~

2025-01-11 16:17:00 | 函館

 

函館市の有名な温泉地、湯の川エリアにある「函館市熱帯植物園」へ行ってきました。

 

 

「湯川(ゆのかわ)」という地名の由来が書かれています。

現在は函館市郊外の一エリアですが、昭和14年(1939年)に函館市と合併するまでは、「湯川町」という町だった歴史についても触れられています。

 

ということで、では早速植物を・・・と行きたいところですが、実はこちらの植物園の一番の見どころは、植物ではないのです。

毎年12月から、翌年のGWまで、全国から観光客が押し寄せる、その人気スポットとは・・・。

 

 

 

 

そうなんです。

先程リンクしたニュース映像にあるような、サル山がここの一番の人気スポットです。

タイトルに「再掲」とあるとおり、私にとっては約10年ぶりの訪問です。

 

(前回の記事)

 

サル山の温泉 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

昨日両親を連れて行って来たのは、湯の川温泉の一角にある、「函館市熱帯植物園」。と言っても、お目当ては植物ではありませんで、実は、こんな名物スポットがあるのです。...

goo blog

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「函館市熱帯植物園」が完成したのは、1970年(昭和45年)の7月で、翌年の10月、訪れる観光客をもっと楽しませようと、このサル山が造られ、本州から20頭のニホンザルが連れてこられました。

元々ニホンザルの北限は青森県だとされていて、北海道の自然界には存在していなかったのが、現在は札幌をはじめ、道内のあちこちの動物園で飼育されています。
 
植物園のあるこのエリアでは温泉が湧き出していたことから、サル山に温泉浴槽を作り、函館の温泉に浸かっているサルは全国的に有名になっています。

 

 

 

植物園の一角にある石碑。

「北海道三霊泉 根崎温泉」とあります。

「霊泉」とは、「霊験あらたかな泉」「不思議な効能がある温泉」のことで、1930年(昭和5年5月25日)、当時の北海道三大新聞のひとつであった「小樽新聞」に道内温泉地の人気投票を促す記事が掲載され、道内の各温泉地が地域をあげて激しい投票合戦を繰り広げました。

投票総数は実に400万票近くになり、その上位3位である「洞爺湖温泉」、「昆布温泉」、そしてこの「根崎温泉」が、投票終了後の審議会を経て「北海道三霊泉」に認定され、小樽新聞社により3温泉地に記念碑が建てられました。

 

 

背面には、このとおり「小樽新聞社」の文字が刻まれています。

 

 

 

もう一つの碑は、根崎温泉の創業者である「吉川太郎吉」という人物の頌徳碑で、1934年(昭和9年)に建てられました。

「吉川太郎吉」は新潟県の出身で 1912年(大正元年)にこの地帯に泉脈を発見し、私財を投じて温泉客舎を開業したとされています。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 視覚障害について | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。