地下鉄東西線西18丁目駅から近い「北海道立近代美術館」。
職場からも目と鼻の先なんだけど、普段アートは縁がないので、一度も入ったことはありませんでした。
なんだけど、現在開催中のこのイベントには興味があったので、連休の狭間の5月2日(火)に、午後から休暇を取って行ってきました。
要するに、トリックアートの展示ということなのでしょうか・・・。
トリックアートでしたら、もう12年前になるけど、上富良野町にあるトリックアート美術館に行ったことがあり、見事なトリック作品の数々に度肝を抜かれましたが、こちらはどういう作品なのか、楽しみです。
(上富良野町のトリックアート美術館)
はじめに断っておきますが、中の展示作品は、一部を除いて写真撮影不可なので、雰囲気を感じていただくべく、公式サイトを貼り付けておきます。
アート好きを公言し、自身のインスタグラムにもアート観覧記を多数掲載している、HTBの大野恵アナが、このイベントの公式アンバサダーを務めています。
もうお察しとは思いますが、普段アートとは縁のない私がこのイベントに興味を持ったきっかけはそれです。大変不純な動機で申し訳ありません。
先程、「一部の作品を除いて写真撮影不可」と書きましたが、その「一部の作品」を紹介していきたいと思います。
何でしょうねこの塊は。
おやおや、ライトを照らすと、バイクのような影が映ってますよ。
実はこの塊の正体は、スプーンやフォークでした。
一見ランダムに積み上げているように見えて、実は、バイクの影がしっかりと映るように組み立てられている。
間近で見て、言葉を失うくらい感服しました。
解説のとおり、下の花瓶に活けた花に光を当てると、鳥が羽ばたいて見えるという表現技法の作品です。
この白い部分に立って動くと、タンポポの綿毛が舞う様子が画面に表現されるということのようです。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、待っているのがタンポポの綿毛です。
手を動かすことで、綿毛の動きも変化していくのが楽しめます。
こちらは、展示室内ではなくロビーに展示されているアート。
描かれている紳士の姿が分割されてしまっているように見えますね。
木に隠れているのなら分かりますが、向かって右側の紳士は、向こう側に岩が見えることからも、木に隠れているのではないことが分かります。
真ん中の紳士も、よく見ると、木の前に立っているように見えますが、森の緑に体を分断されてしまっているような格好になっています。
とまあそんな感じで、普段縁のないアート作品を堪能してきましたが、パンフレットをもらってきたので、それも掲載して、作品世界を感じ取っていただければと思います。
6月11日(日)までの開催です。
先程の羽ばたく仕掛けの作品は、この角度から撮ると良かったんですね。
観に行かれる方は、どうぞご参考までに。
これは人物画ですが、ガラクタと言ってもいいような様々な物を寄せ集めてこのような構成にしています。
近づいて見ると、構成している物の形がはっきり見えるのだけど、離れてみると、しっかりと人物画として認識できます。
こちらは、歌川国芳の「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」という作品。
実は、人間の顔と腕が、何人もの人間によって構成されているのです。
これも、近づいて見るとよく分かります。
公式アンバサダーの大野アナも、好きな作品として挙げていました。
ところで、最後に話題を変えて恐縮ですが、大野アナと言えば、今朝の「イチモ二!」を見ていたら、何とビックリ、HTBに新人の女性アナウンサーが入っていたんですね。
早速先輩たちのインスタグラムで紹介されていました。
大野アナをはじめとする個性的な先輩たちに囲まれて、頑張ってほしいと思います。