札幌の中心部にある複合ビル。
「Akarenga TERRACE」→「赤れんがテラス」とありますが、正確にいうと、「札幌三井JPビルディング」という高層ビルの、地下1階から地上4階までの商業施設を指す名称となっています。
地下鉄大通駅とさっぽろ駅(JR札幌駅)の中間にありますが、両駅を結ぶ地下歩行空間「チ・カ・ホ」からも直結している、大変利便性の良い立地になっています。
商業施設と書きましたが、大多数は飲食店で、各種雑誌やサイトなどで人気のお店がひしめき合っています。
地上1階から入ってみると、解放感溢れる吹き抜けになっています。
1階には、プロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」の、ドワイト・ラモス選手の大きな写真が。
昨日、8月27日(日)に、レバンガ北海道とのコラボ企画によるファンミーティングが開催されていたそうで、また、これまたコラボ企画として、館内の飲食店での「ミート×スイーツフェス」というイベントが、今月末まで開催されているそうです。
「赤れんがテラス」は平成26年(2014年)8月28日に開業していて、来年10周年を迎えますが、開業の翌年には、このような賞を受賞しています。
この賞は、平成11年(1999年)に制定されたもので、北海道における建築文化の向上や、地域に根ざしたまちづくりの推進を図ることを目的として、地域社会の発展に貢献する創造性豊かな建築物を表彰することを目的としています。
今回初めて知ったので、受賞した建物のうち、札幌近郊にある場所を回ってみようかなと思います。
飲食店にはオープンテラスも設けられています。
広場の先には、現在リニューアル工事中の、北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが庁舎」があります。
この広場は、普段は通路としても活用されていますが、多種多様なイベントが開催れることでも知られています。
このイベントもここで開催されました。
今年は天候に恵まれなかったこともあって行けませんでしたが、土砂降りだった日に、今一推しの気象予報士さんである星井さきさんが登壇するステージイベントがあったとか。残念なことをしました・・・。
「赤れんがテラス」は、あくまでも建物全体の一部を指す名称ですが、この広場もこうして赤れんがで作られています。
この広場にも「赤れんがテラス」のような名称がないのかなと思って調べてみたところ、「札幌市北3条広場」という名称で「アカプラ」という通称があるそうです。
思わず反応してしまいました。
この「アカプラ」は、以前は「北3条通」という普通の道路だったのですが、札幌駅前通こと「札幌停車場線」と交差する場所において、先日も紹介した「隅切り」があったのでしょうね。それがそのまま広場の一部として形作られています。
気にせずスルーしてしまう人が大半ではないかと思いますが、私は、職業柄気になったので写真に撮りました。
道路の交差点などにおいて、通行のために曲がり角を通りやすくしたり、見通しの確保を目的として設けられる「隅切り」。この機会に知っていただけると幸いかなと思います。