西区琴似の中心部。
幹線道路である、「桑園発寒通」と「琴似栄町通」が交差する、車の通行量も多い場所です。
まあ、ごく普通の幹線道路の光景なんだけど、実はこの路線、かつては、市電の延伸が計画されていて、写真のこの辺りに、終点となる停留所が計画されていたのだそうです。
この場所は、JR琴似駅と、地下鉄東西線琴似駅のほぼ中間に位置していますが、この計画が公表された昭和33年(1958年)当時、国鉄の琴似駅は既にあったけれど、地下鉄は、まだ計画すらできていない時代。それだけに、本当に市電の路線が開設されていたら、琴似の町も、今とはまた違った発展の仕方をしていたのではないかと思います。
ここから少し南、二十四軒方面。
計画では、ここに市電の軌道が走っていたことになるのでしょうけど、実現しなかった理由は、市電の軌道を道路の中心に設置するとなると、必然的に、道路本体もそれ相応の幅に拡げなければならないところ、当時この辺りは一面の田園地帯で、田んぼを手放すことに難色を示す地権者達との折り合いがつかなかったということのようです。
「桑園発寒通」と、同じく幹線道路である「宮の森北24条通」の交差点。
市電が設置されていたら、この辺りにも停留所ができていたのでしょうかね。
(ここまでの経路)
さらに南へ。
もう少し行くと、札幌市中央卸売市場がありますが、市電はここでカーブし、矢印の方向へ進む計画だったようです。
矢印の先に現在あるのは、サービス付き高齢者住宅。
この住宅が建っている敷地のど真ん中を突っ切っていく計画だったようです。
そして再び道路へ。
市電はこの先へと続く予定だったようですが、この先は、また次の記事で。
(ここまでの経路)
~最後に~
全然話変わるけど、さっき新聞の番組欄を見ていたら、今日の夜、近江友里恵さんが出ていた頃の「ブラタモリ」が再放送されるというのを発見。
危ない危ない。見逃すところでした。油断大敵。しっかり録画予約しました。