昨日から大相撲9月場所が始まりました。
白鵬関をはじめとする宮城野部屋の力士が一斉休場というのも心配だけど、新横綱でいきなり一人横綱を務めることになった照ノ富士関にも、プレッシャーに負けず頑張ってほしいと思います。
というわけで、ということでもないのだけど、今日の町ブラネタは、相撲関連の碑をご紹介。
場所は、札幌市西区と北区の界。
琴似と麻生方面とを結ぶ「琴似栄町通」と、人工河川である「新川」に繋がる「琴似川」に沿った「新川通」とが交差する付近です。
「若勇(わかいさみ)」という、大相撲ではありませんが、地元ゆかりの名物力士の功績を称えている碑が設置されています。
「素人相撲」というのがどの程度の規模だったのかはわかりませんが、それだけではなく、農業経営の先駆者的な役割を果たしたことと、書かれてはいませんが、当時の琴似村の村会議員も務めたのだそうで、そうした功績が称えられての物ということなのでしょう。
大正10年(1921年)の引退時に設置されたとありますが、設置に当たり、500円ほどの寄付金が寄せられたそうです。
当時の500円って、一体どのくらいなのでしょうかね。具体的な価値は想像できませんが、地元の史料によると、「当時米六十キロ十円ぐらい」だったそうです。
もしかしてだけど、この土台も札幌軟石でしょうかね・・・。
ここへ行ったのは8月上旬でしたが、「新川通」は桜の名所としても知られ、この辺りも、毎年春には可憐な花が道行く人を楽しませてくれます。
>琴似村の町会議員を務めていたなどの、石碑にない情報はどこから知ったんですか??... への返信
コメントありがとうございます。
この場所については、青木由直さんという方の「風景印で巡る札幌の秘境」という本で知りました。
ちょっと今その本が手元にないので、若勇の細かい経歴がそこに書いてあったかまでは不明ですが、恐らくその本で知ったと思います。
また、検索して調べてみても、色々出てきます。