先日紹介した「月寒あんぱん本舗」に寄ったとき、近くにある「月寒神社」にも行ってみました。
国道36号沿い、「CoCo壱番屋」の前に、参道の入口であることを示す石柱が設置されています。
住宅街の先に、鳥居がありました。
「月寒神社」は、明治17年(1884年)9月、当時の札幌郡豊平町字西山通、現在の、福住厳島神社の存する場所に鎮座し、同33年(1900年)、無格社である「西山神社」の名称で創立したのが最初とされています。
その後同36年(1903年)10月に「月寒神社」と改称し、大正7年(1918年)2月に現在地に鎮座。同年11月に村社(かつての神社の社格で、無格社の一段上)に列格されました。
御祭神は、次の四柱です。
・倉稲魂命(うがのみたまのみこと)五穀豊穣・商売繁盛・衣食住の神
・大山祇命(おおやまつみのみこと)山の神・山林の生成化育の神
・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)交通安全・縁結びの神
・宇摩志麻遅命(うましまぢのみこと) 家内安全・諸願成就の神
※月寒神社公式HPより
この時点(12月中旬)ではまだ雪は少なかったけれど、雪を被った狛犬というのも、何だか風情があっていいなと思います。
立派な御神木。
樹齢は200年くらいだそうです。
こちらの神社もまた、各地の神社と同様、多くの碑が建立されています。
日露戦争で戦死した兵士の慰霊碑だそうです。
解説文の最後にある「平和公園」は、ここへ行ったときはまだ調べていなかったので、近いうちに行ってこようと思っています。
二つ並んでいるうち、向かって左側が「豊平町開町50周年記念碑」で、右側が、「吉田善太郎」という人物の功労碑。
吉田善太郎氏は、南部藩の出身で、開拓使の移民募集に応じ、明治4年(1871年)に、農民44戸と共に、父親に伴われて月寒に移住してきました。
父親の死後、月寒や、二里塚(現在の清田区北野周辺)で離農者の農地を譲り受け、「吉田用水」と呼ばれた灌漑用水路を建立し、最盛期には水田70ha、畑60haもの広大な農地を経営していましたが、他方で、農家を改造して使っていた教育所の建物を購入して小学校を設立したり、戸長役場の建設や道路用地の寄付など、公共の福祉にも多大な功績を残した人物だったそうです。
豊平町の話は、また別な記事で詳しく書こうと思います。
札幌にも、色々な歴史がありますね。
街に貢献した人物などがわかり、
とても良いブログだと思います。
いつも、詳しく調べて下さり、ありがとうございます。
m(_ _)m
雪をかぶった狛犬に風情を感じる。渋いですね。
雪化粧のお社もきれいですねぇ。
こんにちは。
札幌は、元々小さな集落、村だった幾つもの地域が合併してできた町なので、そこそこに様々な歴史があるのが面白いのです。
お褒めの言葉を頂き恐縮です。これからも頑張って続けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
こんにちは。
実は狛犬のことは、咄嗟の思い付きで書いたことでした(;^_^A。
この時期、雪を被りながらも参拝者を出迎えてくれる狛犬を見ると、何だか頭の下がる思いがするのは事実ですけどね。
今週は大雪があったので、雪化粧している神社も多いと思います。週末天気が良ければ、どこか行ってみようと思っています。