先日、図書館で昭和50年頃の住宅地図を見ていて、西区二十四軒の地図の中に、懐かしい場所を見つけたので、ちょっと行ってみました。
浄土真宗本願寺派、所謂「お西さん」の「円静寺」というお寺。
昭和3年(1928年)の開基で、当初は中央区の北3条西20丁目にあったのが、同38年(1963年)に現在地に移転しています。
何が「懐かしい」かというと、実はこのお寺は、私の生まれた家のすぐ側にあり、私も子供ながらに何となく覚えていたということでした。
本尊が阿弥陀如来ということで、このような言葉が掲げられています。
「なもあみだぶに生きること」とありますが、そもそも「南無阿弥陀仏」ってどういう意味があるのかなと思って調べてみたところ、「私は阿弥陀という仏さまを尊びます(阿弥陀仏に帰依します)」という意味なのだそうですが、この念仏を唱えることで、「故人が阿弥陀如来の恩恵を受け、極楽浄土へ行けますように」という願いが込められているのだそうです。
また、これは、阿弥陀如来への感謝の意の表明とも言われているそうです。
「なもあみだぶに生きること」。何となくその意味が分かったような気がします。
親鸞上人の像があります。
「下がり藤」と呼ばれる、本願寺派の寺紋。
明治31年(1898年)、本願寺第22代宗主である鏡如上人(大谷光瑞師)が公家の女性と婚姻した際、お相手が持参してきた紋所が「下り藤」であったことに由来しているということのようです。
お寺には幼稚園が併設されていることがよくありますが、こちらもそうで、この「ルンビニー幼稚園」というのも、私の子供の頃の記憶に残っていました。
私が通っていた幼稚園は道東の北見市にあるのだけど(こちら)、自宅にある古いアルバムを見ると、私が近くに住んでいた頃、園内の広場が、園児以外の児童にも開放されていたようで、私が園内で遊んでいる写真も残っています。
その辺の記憶は全くないのだけど、園の名前はしっかりと覚えていたので、懐かしい気持ちになりました。
道路に面した部分には、こうして綺麗な花が咲いていました。
住宅街にある、ごく普通の光景だけど、先程触れた「感謝」という点からすると、こうした綺麗な花を見ることができることに対する感謝というのも、忘れてはいけないのかなと思います。
「ルンビニー幼稚園」って色々なところにあるようですね。
私が通っていたのも「ルンビニー幼稚園」でした。
今は残念ながら風前の灯火のようです(人から聞いた話ですが)。
通っていた幼稚園と同じ名前だったので、思わず反応しちゃいました。
こんにちは。
「ルンビニー」というのは、仏陀の生誕の地なんだそうですね。
ちょこっと調べてみたところ、仏教の教えから人生の何たるかを学び取るという意図が込められているようです。
そうでしたか、「ルンビニー幼稚園」の卒園生なのですね。
あちこちに同じ名前の園があると、やはり反応してしまいますよね。それはわかります。