落石を退けただけの荒れた林道をヒヤヒヤもんで上り詰めた頂上は、冷や汗も引っ込む絶景が待っていました。
ドンヨリとした天候はコノ雲だったんですね。
雲海の上、標高1,700mを越えると夏の陽射しが戻っていました。
長野側は緩やかなスロープでしかも舗装道路。さー、窓全開で目的の川を目指しましよう。
名渓として名を馳せたK川も出水により崩壊してからは、過去の川になってしまったのか、最近の情報がありません。とりあえず上流へ向かいます。
で、行き当たりばったり、上流部の橋の袂からTanaさんと流れに降り立ってみました。
さすがここでも標高1,500m超、水温11℃の気温は17℃、これで魚が反応してくれれば最高なんですけど。
開けた白い流れから#14バイオットパラシュートに挨拶してくれた美白イワナ。
徐々にサイズアップを期待したのですが、結局、叶いませんでした。
背の斑点が無く、どこかのハイブリッドに似てますね。
さすがに遮蔽物の無い川原は暑く、ココは撤退し反対側の支流へ移動です。
しかし、同じような流れとサイズに14時前に撤収しました。
睡魔も襲ってきたのでキャンプ場の木陰でお昼寝タイム。
喧しいキャンパーの奇声に目を覚まし時間を確認すると、16時チョイ過ぎではありませんか。
イブニングにはチョット早いので隣の渓、A川を試してみることに。
倒木が気になるものの、イイ流れですねぇ。
で、川の色にマッチした色黒のイワナが#14CDCカディスに飛び出してくれました。
ココは驚くほど魚が居ます。
フライに反応しないので先に進もうと背を伸ばすとかなりの影が逃げ惑いますから。
ただ、先客が居たのか22cmを越えるイワナは、とうとう出てくれませんでした。
そこそこ反応してくれるため中途半端な時間の撤退となり、疲労も手伝って今日はイブニングは断念せざるを得ません。
A川はかなりの魚が居たし、K川は魚こそ少なかったものの尺クラスを2本捕り損なったので禁漁までにもう一度来ることを誓い、19時過ぎ帰路に着きました。