朝6時前の気温はナント、一桁。
重い思いをしてバッグに詰め込んだ、ダウンのシュラフとパッチ、フリースは正解でした。
ただ、失敗だったのは虫は居ないだろうとバックから出してしまった防虫剤。
昨晩もそうでしたがヌカカが埃のように体に纏わり、首筋やオデコに食い付き、痒いったらありません。
因みに念のため持ってきた、防虫効果の代名詞、バグズアウェイのバンダナは全く効果なし。首に巻いたタオルは防寒ではなく、ヌカカ対策です。
そんなヌカカも漆黒の闇と共に居なくなり、朝も陽が差し込んででくると何処かへ行ってしまうのでやっと、サポートタイツに着替えることが出来ます。
昨日、下手にテントを張っていた3人は、既にテン場から釣り上がったようなので一路、昨日退渓した堰堤上を目指しました。
ガレ場の獣道を滑り降り、堰堤上に到着。
天気も良く、超気持ちイイっす。
1個目の堰堤下もパラダイスでしたがココ、2個目の堰堤下もライズバンバンで中々、先に進むことが出来ません。
サイズはコレがアベレージでチョット寂しいですが、大物は3個の穴の中に潜っているようです。
イイ型らしきに6.5Xがブチッ!!。
で、ライズの主は、このサイズ。
Tanaさんと「ヤマトだけだろうね」な~んて、計画段階で話していたのに期待を大きく裏切るハイブリッドばかりに若干テンションは下がるものの、コンだけ出るのに文句を言ったら罰があたりそう。
R小屋が近づくと、山崩れによる「元林道」箇所が増えてきました。
予定時刻を大幅にオーバーしているので林道を使い交互に先行し、時間短縮。
ココにきてやっと、流れ以外も目に入るように。
R小屋前を通過し、先の二股以遠だけでも見ておこうと遡行の足を速めるも、ライズを見てしまうとそうも行きません。
結局、合流部下流でタイムアップ。以遠は次回のお楽しみ、と言うことにしました。
登山道で小屋に戻ると何処からともなく、品のある猫が人懐っこくスリスリ。
この子がアノ有名な管理人Hさんのお嬢様、「女王」(実際は相当お年を召しているそうな)なのでしょうか。小屋の中には、もう3匹くらい居るそうです。
気持ちも癒されたところで、水を拝借しテン場へ、次回は絶対ココを拠点とすることを誓い、「女王」に見送られ?小屋を後にしました。
足元が定かでないのでコケないよう、慎重に「元林道」を戻ります。
あの「43分」の看板はヤッパ、ウソッパチでした。空身の下りで約1時間でしたから。
ヌカカに襲われながらレトルトのおかゆと缶詰の夕食も、ココでは最高のディナーです。
Tanaさんの「山ラジオ」を聞きながらテントで横になっているとアクシデント発生!。
激しい激痛に襲われ恐怖心も忘れ漆黒の野外へ。
どうも鉄分不足を補おうと持ってきたプルーンを荷物減らしの一環で、バカ食いしたツケだったようです。
その後は一機に、爆睡でした。(笑)