最近は川の畔で夜を明かすパターンばかり。昨夜、ココに移動した時は過去の記憶からソコソコのポイントかと思いきや、朝になって眼下の流れを見ると、悲しいかな重機で均された浅瀬と化していました。
里川は災害予防とか補修とかで、簡単に流れまで弄られてしまうため2年前の記憶など中てにならないのをココでも実感させられちゃいました。
5時の気温は標高1,200m超でも4℃。ただ、目前が山並みのため陽の射し込む時間は7時頃かも知れません。
とりあえず、コーヒーです。
移動も面倒なので均された瀬を少し遡行し、本来の流れが復活したところから今朝もナントカの一つ覚え、アカマダラモドキでキャスト開始です。
しかし、やっぱり小一時間水面に変化なし。9時近くになるとハエみたいなのが煩いほど体に纏わり付き始め、やっとライズも。が、全くフライには反応せず。
#18カディスも無視されハッチしている虫に色だけ近い、#14クロカワゲラモドキでやっと、出てくれました。
その後が続かず、低い取水堰を超えたところで2人組の先行者発見。清く?撤収です。
ハエと共に沢山出ていたのがコノ虫。関東ではあまり目にしたこともないので勿論、名は知りません。
蕎麦屋の開店まで小1時間もあるけど、蕎麦屋の駐車場で待つことにしますか。
出てきた蕎麦も以前に比べ"激減"した気がするのは気のせい?。
でも、昨晩移動した価値はありますね。最近、都幾川で出会った「絶品蕎麦」がココと双璧かと感動したけど、やっぱりココのは「別格」でした。
結局、今日の目的を果たしてしまったせいか、選択肢も広がらないため、安直に一番近いN川へ。
大場所を嫌い人家裏の浅瀬ポイントに入り対岸の護岸でライズを取ったのはいいけど、今までココではお目に掛ったことがない、胸鰭欠落の完璧な放流君。
この3蓮チャンに我慢も限界、流れから撤退です。
こうなると綺麗な魚で最後は締めくくりたいので山を越えたS川へ移動です。
林道が未舗装になったココは未体験エリアです。途中、らしき車も止まっていなかったので期待できるかと思ったのですが。
30分で緊張感、プッツリ。大場所が少なく瀬の連続、水温も10度を超えているのに全く反応ナシです。これで、ふた休み目かな。
因みに、ベストの表側はフロータントボトルだけ。ピンオンリールの小物類はリーダーやティペットが絡むため全て内側に付けています。釣り仲間のNさんではありませんが、ランディングネットも最近は背負ってません。
それでも意地の遡行を続けていると、時合なのか途端に反応が良くなり始めちゃいました。
ハイブリッドではありますが、野性味溢れる今回の締めに相応しい?イワナ達に感謝です。
気が付けば空の明るさだけが目立つ時間帯になってました。人間臭さが残る中流域に戻れば未だ、若干釣りになるでしょうが、もう今日は満足です。
ウェーダーを脱ぎ、特設ダイニングをセットしコーヒーをドリップ。3日間の感謝を込め流れに一礼し、帰路に就きました。
やっぱり、未知のエリアは面白いです。これだから止められません。