歩き始める前から結構な雨です。
間隙に無理やり作ったスケジュール、これを逃すと今シーズンの南アルプスはないかもしれない‥、の焦燥感が歩を先に進めるんですが景色を見る余裕がまったくありません。もっともガスで見えるのは眼下の清らかな流れだけです。
手前の道も凄かったけど、テン場付近は地震なのか豪雨の影響なのか、この有様。コレを見てしまっては何時ものテン場はパスせざるを得ません。
雨が小降りになるのを待つも一向に雨脚が弱まらないし、体も冷えてきたので意を決し、テント設営。
皮肉にも80?のザックを放り込んだところで小雨に‥。
愚妻が待たせてくれた塩むすびを押込んで、ガレ場を下って11ヶ月振りの流れと対峙です。
若干、流れが早いようだけど、イイ感じ。とりあえずダウンでCDCカディスを流し込むと、
石脇から影が走って「ジュポッ」と。あそこからこのサイズ、来た甲斐があったかもを直感です。
比較的メンテが楽なCDCカディスでも釣ってる時間よりメンテの時間の方が長い感じです。
それでもサイズは28cm止まり。そして実績のあるポイントで遂に。
CDCカディスにデカイのが浮上!、しかし寸前で見切られたので流れ切ったところで静かにピックアップ。
心臓バクバク、震える指先でやっとこさスタンダードパターンに交換。(笑)
思惑どおり引っ張り出したんだけど、一部始終丸見えのため、結果、早かった。しかも、リキ入ってしまい大岩の角にティップをぶつけてしまいこの有様です。(涙)
フックアップしていればこんなことにもならなかったし、己の未熟さに笑うしかありません。
因みに、目視で40cmあったかな?(爆)
しょうがないので、下りたガレ場をヒーヒー言いながらテン場に戻り、予備としてお供をお願いしたC3833と交換です。しかし、ココでこんな形で予備の出番があるとは思いませんでした。
名ロッドのC3833、久々の実戦投入です。
テン場近くの流れです。標高1900m付近なので逆に大人しく、当にフライフィッシング向けの流れですね。
遂に尺オーバーに巡り合うことはなかったけど、数は十分でした。雨も上がってるので今日は早めに切り上げることにしましょう。
残りの塩むすびとカップスープで簡単な夕御飯を済ませ、この分なら明日はもしかしたら雨、大丈夫かも。なんて、勝手に期待を膨らませ、18時に泥のように寝たのですが‥。
BB弾の集中砲火のようなバチバチ音で起こされ時計を見てビックリ。まだ、20時ジャン。
それから雨が弱まる23時まで、何とも言えない”3時間”を体験です。(笑)