龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCの応援、ソロキャンプ、それに読書、そしてコペンな日々をメモしています。

マイクを使っての入力。

2012年11月12日 22時44分15秒 | iPhone&iPad2
ドラゴンスピーチというソフトを購入した。
それで今入力をしている。
もちろんiPhone 5でも音声入力が可能だ。
だが、速度制度ともにこの専用ソフトの方が格段に上だ。
(制度→精度は違ったけどね。)
この辺のところはどうやって選ぶのかはまだわかりません。
多分後で変換し直するのかなー。

でも 、これはなかなか良い。
大量に入力する場合、本当に楽だ。
まぁ、静かなところでないとなかなか正確な入力は望めないのかもしれないけれど。
書斎があるとか仕事場のブースがあるとか、そういうことが必要かな。

どうなんだろう。音声入力を駆使している人は多いのかな。
少なくても、肩がこらないというのは大きい。キーボードを叩けば、もしかすると短時間ならこれよりも早く入力できるかもしれない。
だが喋っているだけなら数時間は続けて入力できる。
キーボードではそれは無理だ。
削除したり訂正をしたりするのには、マウスとキーボードがあった方がいいことは確かだ。
道具っていうのは要するに使い方次第ってことなのだろう。
しゃべって入力するというのは、それにふさわしく文体が変わるということでもあるのだろう。
いや、文体というよりはむしろ「話体」なのだろうけれど。



1989年の原発事故のとき

2012年11月12日 00時59分10秒 | 大震災の中で
今日、久しぶりに部屋の整理をしていたら、1989年4月のノートが出てきた。

1989年4月3日に、私はどこかで原子力発電所事故について、専門家の講義を受けていたらしい。
今から20年以上前のことで、残念ながらどこでどなたの講義を受けたのか、全く覚えがない。

だが、それを見ると、本当に大切なことが書いてあった。

1989年のはじめに起こった東京電力福島第二原発3号機の再循環ポンプが、パイプにぶら下がっている状態で、固定されていないそのポンプの水中軸受けリングが破損し、羽根車に傷がついた、というような事故だったらしい。

以下の年表によればLEVEL-2。
http://www.ifinance.ne.jp/bousai/disaster/nuclear_world.html

読み返していて重要だと感じたのは、

「多重(深層)防御」
 1、壊れないようにつくる(品質管理)
 2、故障時事故が拡大しないようにする(付加安全装置)
 3、2に対する安全装置を用意する(その多重化)



「自然の方向で安全側に動く技術が必要」

それに

GPUの技師長キントナーの「真の原因は、『まさか事故はおきない』、と思っていた、それが事故をひきおこしたのだ」

ということば。

それから、

「原子炉年」=一気が一年完全作動したのを1年とする。

という概念が興味深かった。

苛酷な事故は、1000炉年ごとに起こっている。
現在(当時)世界26カ国で420基。
4800炉年になっている。
日本は298原子炉年。
苛酷事故=まさかおきないと思っていた事故。
苛酷事故を考慮にいれた考え方に変える必要がある。
アメリカ、ロシアで事故は起こっている。神様が公平なら、次はフランスか日本だ、とも。

講演者はそう言っていました。

ふぅ……。25年前に、ちゃんとそういう話を聴いていたのですね。
全然役に立っていない。
この方がどなただったかも覚えていないし、記録にも残していませんでした。

本当に申し訳ない。

また、このメモには

1000万署名では原発は止まらないだろう。5000万人署名ぐらいは必要だ。
(国民投票レベル、ということか)

ともありました。Sigh……。

少なくても、私の個人史的に、全然意外な事故じゃなかった、ということです。
20年以上前に、きちんと説明は受けていたのだから。

そう、東京電力福島第一原子力発電所の事故映像を初めてテレビで見たとき、決してあり得ないことが起きた、とは思っていなかった自分の気持ちを、はっきりと覚えています。
ビックリはしたけれど、少しも意外だったり予想外だったりはしませんでした。おそらく、福島に住んでいる多くの人がそうだったんじゃないかな。
私たちは、どこかで薄々は感じていたのですよね。
でも、目の前にその「裂け目」が示されるまで、そのまま過ごしてきたのでした。