9月2日(土)晴れ【葬式仏教と言うなかれ】
信頼している葬儀屋さんが、今日のご法事のお手伝いに来てくれました。今日はこの後、東京のO葬儀場のご葬儀に行くのだそうです。
そこは私が通った中学からも近く、中学時代の友人のご葬儀が昨年ありましたので、行ってきた葬儀場です。
とてもきれいな葬儀場です。しかし、式場の借り料は25万円、さらに荼毘の費用7万円+燃料費1万5千円、これだけでも33万5千円かかります。
さらに葬儀屋さんに払う費用があるでしょう。おそらくそう安くはないでしょう。
さらにお寺様にお渡しするお布施があります。
合計すると、大変な金額になりますね。その合計金額をもって、葬儀代は高い、葬式仏教、けしからん、ということを言われる学者の人や、金額だけを聞いてあきれる人たちもいることでしょう。
しかし、お願いしたいのです。お寺におおさめくださるお布施と、それ以外の葬儀屋さんへの支払い、葬儀式場への支払いは別にしていただきたい。お葬式と仏教という言葉を分離していただきたいのです。
因みに、私が檀家さんたちに推奨している地元の葬儀屋さんは、他の葬儀屋さんよりは三分の一から四分の一、時には、六分の一の費用です。式場費も公共の斎場か当寺を会場としての費用も10万円どまりです。
そしてお寺へのお布施も戒名も入れて、それほど多くはありません。皆様のお布施で、お寺の管理をさせてもらっていますので、ある程度はいただきますが、普段はそれほどのお布施は発生しません。
地元の葬儀屋さんと、お寺へのお布施を入れても百万円以内です。
それでも百万円という金額は多額ではありますが、数百万円をかける必要は決してないのです。またお金がない方にはそれなりに相談に乗ります。
あの世に帰るにあたり、お金をかければよいところに行けるかというと、それは全く関係ありません。
どう人生を生きたかだけが、あの世に帰っての一大事です。
この問題はまた別のことですから、この辺で、今日はやめにしておきます。
皆様、楽しい日送りをなさってくださいますよう。この暑さももう少しの辛抱ですね。