10月11日(水)晴れ午後より曇り【核は食べられない、お金も食べられない】
(*この記事は10月の記事ですが、不用のトラックバックが多いので、削除しやすいように位置を変えました。)
北朝鮮が核実験を10月9日に行ったという。北朝鮮の人々は食べるものが無く飢え死にする人さえいるというのに、核爆弾の研究に多大な出費をしていることであろう。そのお金を食料の増産に振り向けたら、もう少しましな情勢になるのではなかろうか。とにかく核は食べることはできない。
北朝鮮に対する制裁について、各国の反応はそれぞれの利害と関わっているので、どうなるかはわからないことだ。アメリカも石油の無い国で大量破壊兵器が造られているとしても、それほどの反応は示さないだろう。唯一の被爆国である日本は、核の悲惨さを世界で最もよく知っている国民である。これからどのようになるのか油断はできないことだ。
さて先日フランス人の友人から広大なフランスの畑の写真を見せられた。なんとなくフランスに対して抱いているイメージと違うが、「フランスは農業国よ」と言われた。面積は日本の約1.5倍、平地は面積の約75%、そして食料自給率は約170%であるという。日本の場合は山岳地帯が約75%であり、自給率は24%であるという。つまり日本は76%を輸入に頼っているが、フランスは自給率は100%であり、70%は他の国に輸出できるほどなのである。
その友人からさらに言われたことは「お金は食べられないわよ」と言われたことだ。日本はお金さえあれば輸入できると思っているが、世界が飢饉になったとき日本には輸出してくれなくなる状態も考えられる。またこのところ円安で1ドルが190円以上であったり、一ユーロが150円以上であったりすると、これ以上円が弱くなると輸入が難しくなることも想定される。
お金さえあれば、いくらでも食べ物を買えると思っていることは実に危険な考えである。この狭い日本の土地に、苦労して先人が開墾した農地が休耕地となっている状態は本当に百年の計には反する状態である。一度荒れてしまった土地を再び農地として蘇らせることは大変なことなのだそうだ。
日本の農業は後継者の問題が大問題であろうが、なんとかこの事を日本全体で考えて自給率のもう少し高い国にしなくてはならないであろう。ジーネヌピーは日本のほうが、フランスよりも1.5倍高いが、とにかく「お金は食べられない」
核も食べられない。なにはなくとも食べるものさえあれば、人類は生き延びることができる。そんなことを考えさせられた核実験と一枚の写真である。
(*この記事は10月の記事ですが、不用のトラックバックが多いので、削除しやすいように位置を変えました。)
北朝鮮が核実験を10月9日に行ったという。北朝鮮の人々は食べるものが無く飢え死にする人さえいるというのに、核爆弾の研究に多大な出費をしていることであろう。そのお金を食料の増産に振り向けたら、もう少しましな情勢になるのではなかろうか。とにかく核は食べることはできない。
北朝鮮に対する制裁について、各国の反応はそれぞれの利害と関わっているので、どうなるかはわからないことだ。アメリカも石油の無い国で大量破壊兵器が造られているとしても、それほどの反応は示さないだろう。唯一の被爆国である日本は、核の悲惨さを世界で最もよく知っている国民である。これからどのようになるのか油断はできないことだ。
さて先日フランス人の友人から広大なフランスの畑の写真を見せられた。なんとなくフランスに対して抱いているイメージと違うが、「フランスは農業国よ」と言われた。面積は日本の約1.5倍、平地は面積の約75%、そして食料自給率は約170%であるという。日本の場合は山岳地帯が約75%であり、自給率は24%であるという。つまり日本は76%を輸入に頼っているが、フランスは自給率は100%であり、70%は他の国に輸出できるほどなのである。
その友人からさらに言われたことは「お金は食べられないわよ」と言われたことだ。日本はお金さえあれば輸入できると思っているが、世界が飢饉になったとき日本には輸出してくれなくなる状態も考えられる。またこのところ円安で1ドルが190円以上であったり、一ユーロが150円以上であったりすると、これ以上円が弱くなると輸入が難しくなることも想定される。
お金さえあれば、いくらでも食べ物を買えると思っていることは実に危険な考えである。この狭い日本の土地に、苦労して先人が開墾した農地が休耕地となっている状態は本当に百年の計には反する状態である。一度荒れてしまった土地を再び農地として蘇らせることは大変なことなのだそうだ。
日本の農業は後継者の問題が大問題であろうが、なんとかこの事を日本全体で考えて自給率のもう少し高い国にしなくてはならないであろう。ジーネヌピーは日本のほうが、フランスよりも1.5倍高いが、とにかく「お金は食べられない」
核も食べられない。なにはなくとも食べるものさえあれば、人類は生き延びることができる。そんなことを考えさせられた核実験と一枚の写真である。