60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

散歩(多摩ニュータウン)

2013年11月15日 08時24分21秒 | 散歩(3)
駅からの散歩

多摩(よこやまの道)       11月10日

 結婚した時から6年間は多摩ニュータウンに住んでいた。だからいまだに本籍地は多摩市である。我々が住んでいた頃は多摩ニュータウンも開発途上で、まだあちらこちらに農家や畑、雑木林が残っていた。ジブリの漫画映画「平成狸合戦ぽんぽこ」で描かれていたように、昔この多摩丘陵は狸の住む地であったのであろう。しかし今はすっかり都市化され、整然とした人工的な町並みが続いている。

 若い頃は散歩などの余裕も無く、自分の生活圏にしか目が行かなかった。あれから35年、歳とともに余裕ができてきたのか、それとも暇になったのか?今日はその多摩を歩いてみることにする。ニュータウンの東の端の若葉台駅に降り約20分歩き、丘の上広場から「よこやまの道」に入る。この道はニュータウンを囲む多摩丘陵の東西10kmに渡って延びる尾根筋の散策路である。この道は古代より西国と東国をつなぐ交通の要衝だった。中世~江戸時代、武士・町人や巡礼者など多くの人々が往来し、幕末には土方歳三や沖田総司が出稽古のために通ったと言われ、今も古街道の名残や痕跡が残っている。

 歩き始めから歩き終わりまで、時折住宅地を通るがほとんどが雑木林の道である。道はうねうねと曲がり、昇ったり降りたりと多摩丘陵の尾根筋を進む。時にはススキの原、時には雑木林、時には公園の中、時には古道、人ごみを離れ、土の道と落ち葉を踏みしめ、色付く木々に季節の移り変わりを感じて歩く。このコースのゴールの唐木田駅に近づいくると、「もう少し歩いていたい」そんな気持ちになる散歩道である。

      
                       京王相模原線 若葉台駅

      
                          多摩ニュータウン

      
                          多摩ニュータウン

      
                         多摩よこやまの道

      
             多摩ニュータウンの外周はススキの原や雑木林が残っている

      
                    雑木林の中を通る「よこやまの道」

               


                         防人見返りの峠
                     多摩ニュータウンが一望できる

      
                     道は多摩丘陵の尾根筋を通る

      
                       古街道の名残がある

      
                       国士舘高校 野球場

               
                       一本杉公園 古民家

      
                         旧加藤家住宅

      
                         旧有山家住宅

      
                            モミジ

               
                          ハナミズキの実

      
                           ハナミズキ

      
                   要塞のような多摩市総合福祉センター

      
                        奥は多摩市温水プール

      

      

      
                       多摩清掃工場とガスタンク

      
                         唐木田車両基地

      
                       小田急多摩線 唐木田駅

最近の作品  秋2題

      
                         小田急線 海老名

      
                           秩父 横瀬









最新の画像もっと見る

コメントを投稿