秋雨前線や台風の影響で雨が多く、散歩に出られない日が続いていた。そんな折り25日は珍しく晴れの天気予報、少し遠くへ行ってみようと思い立つ。「さて、どこに行こう?」、「久々に海を見たい」、「あまり行っていない外房は・・・」そんなことから、散歩雑誌の中から千葉県の勝浦を選んだ。アプリで検索したら、東京駅からアクアラインを通ってバスで行くのが費用的にも時間的にもJRより有利なことが分かる。6時に家を出て 7時30分に東京駅着、7時45分八重洲口からバスは出発。乗客は10人前後、リクライニングのシートでゆったりとしたバスの旅。川崎から袖ヶ浦を抜け千葉県を横断して外房へ、バスは約2時間弱で勝浦駅に着いた。
勝浦市は房総半島の南東部、太平洋側に面した人口18000人ほどの漁業の町である。太平洋に面し黒潮の影響を受けやすいため、冬は暖かく夏は涼しい海洋性気候の土地柄。8月の平均気温が25.3度で30度を超えることは少なく、ヒートアイランドの影響もないため、熱帯夜も少ない避暑地と言う。一方1月の平均気温が6.4度と暖かく避寒地でもある。私の友人で退職後、外房の大網白里に移住したり、勝浦の隣の御宿は東急や西武が開発する別荘地や分譲地が多く、この外房は気候が穏やかで海に近いことで人気が高いようである。
街を歩き始めて直ぐに朝市に出くわした。この朝市水曜日を除く毎日行われているようで、売る人も買う人も年寄りが中心である。街には小売店は少なく、住人の日常の買い物はこの朝市で済ませているのだろう。街は山に囲まれ、岬を回るには多くのトンネルがある。岬の突端の八幡岬は三方海に囲まれた高台で、前面に太平洋が広がる。海に囲まれたこの勝浦の町、東京に比べおおらかでゆったりとした時間が流れているように感じる。
朝の東京駅八重洲口
7:45勝浦行きのバスに乗る
乗客は10人程度
勝浦 朝市
勝浦の朝市は輪島、飛騨高山とともに日本三大朝市に数えらている。
起源も古く大正18年といわれ、領主の植村泰忠の奨励による。
6時~11時30分 水曜日定休
覚翁寺
勝浦の領主 植村家の菩提寺
覚翁寺
覚翁寺
境内のあちらこちらに彼岸花が咲いている
旅館 松の家
江戸時代創業、本館は国の文化財
遠見岬神社
この石段はひな祭りの時、雛人形が並ぶので有名
遠見岬神社の壁面は只今修復工事中
命綱をつけての作業
遠見岬神社からの眺望 海側
遠見岬神社からの眺望 山側
本行寺
川津北トンネル
川津港
川津港
この川津漁港は釣り船釣り船が多い
川津港
川津港
漁港に住む野良猫は動作もゆったりとし、毛並みも良い
万名第二トンネル
川津南トンネル
太平洋
勝浦灯台
大正6年完成
八幡岬
八幡岬
八幡岬公園
於万の方像
お万の方は家康の側室、炎上する城を背に
断崖から布を垂らして海に逃れたという故事がある。
勝浦灯台
断崖の上に白く映えて美しい
勝浦湾
平島
虫浦トンネル
勝浦漁港
勝浦漁港
勝浦漁港
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