19番札所は大谷寺(大谷観音)である。大谷観音のある宇都宮市北西部のこの一帯は外壁や土蔵などの建材として使われている大谷石の産地でもある。柔らかな凝灰岩の大谷石の崖壁に平安時代に彫られた千手観音像を本尊として大谷観音(大谷寺)がある。この本堂の奥にある洞窟の磨崖仏は国の特別史跡と特別文化財の二重指定を受けているという。
傍にある昭和の31年に開眼した平和観音を参拝した跡、よくTVで紹介される大谷石の採掘跡の巨大地下空間など見ることにした。周り一帯この大谷石の崖がむき出しになっており、今でも石の産地として採石場は8ヶ所あり、年2万トン出荷し、推定埋蔵量も約6億トンとのことであるった。この大谷石は日本列島の大半がまだ海中にあった新世第三紀の前半、火山が噴火して噴出した火山灰や砂礫が海中に沈殿し、これが凝固して出来たものらしい。
宇都宮駅
立岩行きのバスに乗る
大谷観音口で下車
元観音
こんのお堂は大谷に向かう途中にある能満寺という寺院のお堂
大谷寺
仁王門
本堂の頭上に覆いかぶさるように岩山がそびえる
本堂に入ると堂内は洞窟になっていて岩壁に磨崖仏が彫られている
本尊の千手観音像(大谷観音) インターネットから
磨崖仏としては日本最古。伝承によれば810年弘法大師が彫ったと言われている
脇堂の釈迦三尊像と呼ばれる磨崖仏
伝阿弥陀三尊像
弁天池
白蛇の像
平和観音
高さ27m
太平洋戦争の戦没者の供養と世界平和を願って彫刻された
全て手彫りで昭和31年に開眼
天狗の投げ石
巨大地下空間のある大谷資料館へ
大谷資料館
大谷石採石場跡の巨大空間
フラワーアーティスト假屋崎 省吾の作品
バスの到着まで時間があるので付近を散策
亀岩
兜岩
帝国ホテルモニュメント
採石の終わった石切り場
大谷石がはみだしている
色んなものに大谷石が使われている
トイレも大谷石
大谷景観公園
宇都宮駅行きのバス
宇都宮駅
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