今日は明治時代の遺産、「猿島の要塞」と「戦艦三笠」を訪れることにした。猿島は旧日本軍の要塞の島である。長く民間人が立ち入れなかったため、今も手つかずの自然や歴史遺産が残っている。一方戦艦三笠は日露戦争の時、東郷司令官が乗艦指揮する旗艦として、日本の連合艦隊の先頭に立って活躍した戦艦である。今はこの横須賀の港に固定され保存されている。
朝10時に京急の横須賀中央駅で待ち合わせ、三笠桟橋を目指して歩き始める。約20分で桟橋に着いた時には、桟橋はすでに猿島に渡る人で長蛇の列であった。切符を買いその列の後ろに並んだが、結局最初の船には乗り切れず、次の便まで待つことになる。この猿島は7~8年前に一度来たことがある。その時は定期便も小さく、人の数もまばらだったように思う。最近「軍港横須賀」は人気があると聞いていたが、それを目の当たりにすることになった。
以前の横須賀はアメリカ軍の基地の町としてのイメージが強かった。しかし財政面では基地交付金があるためか、横浜、川崎、相模原市に次いで第4位と豊かである。そのため今までイメージを払拭ために、多くの公園や美術館など市民生活の充実に力が入れられていた。しかし若い市長(40歳)に代わってからは、他市にない軍港を目玉にPRするようになったそうである。そしてこれが大当たり。自衛隊やアメリカ軍の潜水艦や空母が見れるツアーバスや軍港巡りの観光船などが連日満員状態ということである。今からは市政にも若いリーダーによる柔軟な発想転換が必要な時代なのかもしれない。
京急 横須賀中央駅
横須賀市街
街は綺麗で落ち着いた雰囲気がある。
三笠桟橋
猿島への定期船
約10分で猿島桟橋へ
猿島
周囲1.6Kmの小さな無人島
島の近くの岩礁の海鵜
猿島
幹道は切通しやトンネルが続いている
レンガの兵舎や弾薬庫
この幹道、曲がったり傾斜があるなど要害の基地ならではの工夫がある。
トンネル
フランス積といわれるレンガのトンネル
トンネルの全長は90m
トンネルを抜けて右にもトンネル
左は幅広いトンネル
砲台跡
日蓮洞窟(古代住居跡)
嵐を避けて日蓮が避難したとも伝えられる
ヨネノ根(絶好の釣り場)
広場より横須賀を望む
猿島桟橋
再び三笠桟橋へ
バックに見えるのは戦艦「三笠」
30センチ前部主砲
補助砲
15センチ副砲
最上艦橋にある操舵室
艦橋から後方を見る
中甲板
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