最近は散歩での新しいコースに困っていたので、大きな書店の池袋のジュンク堂に散歩の本を探しに行った。そこで見つけたのが《40代からの街道歩き「鎌倉街道編」》である。初版第一刷発行2019年9月2日とあるから、出版されたばかりである。昨年このシリーズの「日光街道編」で日本橋から日光東照宮まで歩いた経験から、充分歩くことができると思い本を買うことにした。
鎌倉街道は、鎌倉幕府と関東の武士団を結ぶ街道の総称、関東平野を縦断する3本の主要幹線は西から「上道」「中道」下道」と呼ばれ、多くの脇道や枝道もある。しかしその実態は明らかでなく、「幻の道」と呼ばれている。この本で歩く鎌倉街道「上道」は群馬県安中から鎌倉の鶴岡八幡宮までの全長248㎞を16回に分けての案内してある。コースは昭和53年度から文部科学省「歴史の道」活用事業で行われた鎌倉街道上道の調査結果をベースに編集されているようである。
鎌倉街道「上道」は軍用道路であるとともに、京都への道の役割もあったことから、スタートは東山道(畿内と陸奥国を結ぶ幹線道路)と鎌倉街道の分岐点である群馬県安中市板鼻宿からになっている。第一回は信越本線の安中駅に降り、そこから高崎駅を目指して歩き始めた。
安中駅
駅のプラットホームから見える安中精練所
信越本線 安中駅
171号線
鷹之巣橋
碓氷川
鷹之巣橋交差点を右に入る
板鼻宿
板鼻宿は日本橋から14番目になる中山道の宿場
板鼻堰用水
板鼻堰用水
八坂神社
八坂神社の双体道祖神
板鼻公民館
今の板鼻公民館の場所に木島家本陣があり、幕末に徳川14代将軍家斉に
嫁いだ皇女和宮が中山道を通り、木島家の書院で宿泊した
当時の書院が残されて平日は一般公開されているが今日は土曜日で休館
旧中山道
長傳寺
芝生が敷かれた境内は珍しい
聞名寺
時宗の宗祖・一遍上人が弘安3年(1280)に善光寺参詣巡教で
立ち寄り、念仏道場を開いたのが始まり
梵鐘は宝永年(1708)造で市の重要文化財
一遍上人像
南窓寺
南窓寺
南窓寺裏に鎌倉街道
廃道になった鎌倉街道
山崎稲荷
観音塚古墳
6世紀末から7世紀初めに築造された大型前方後円墳
横穴式石室
上野國一社八幡宮
天徳元年(957)の創建。源頼義・義家父子は奥州征伐での必勝を祈願し、
成就の礼に社殿を再建した。
拝殿の天上は劣化は激しいが、龍や鷹の天上ががあった
境内から高崎方面を見る
八幡大門通り
信越本線
歩行中に出会った地元の人のほとんどが挨拶をしてくれたのは
この地域に標語のマナーが根付いているのだろう
八幡大門
国道18号線
18号線からはずれ少林山達磨寺へ
鼻高橋
碓氷川
少林山達磨寺
群馬出身の総理大臣のダルマが並んでいる
茅葺屋根の観音堂
招福の鐘
招福の鐘の下をくぐって石段を降りる
こちらが正式な入り口
鼻高橋
再び18号線
ダルマの販売店
国道18号線
18号線を左に折れる
笛吹塚
奥州から下ってきた牛若丸(源義経)が石置き場で休み、愛用の笛を吹いた。
田んぼの水が抜かれている
常安寺
元亀元年(1570)に豊岡領主・禰津政直が陣屋内に開いた寺
406号線
18号線 君が代橋
烏川
旧中山道
醤油製造所の煉瓦煙突
高崎城土塁
井伊直弼が室町時代に築城された和田城を取り囲むようにして築いた
高崎城跡公園
諏訪神社
高崎駅西口
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