12月21日(日)
北風とともに駅伝の季節がやってきた。私は観戦するスポーツとしては駅伝やマラソン等の長距離走が一番面白い。まず単純に速さを競うシンプルなところが良い。
野球やサッカーみたいに審判の采配に左右される事がないから見ていてもスッキリする。それから選手の駆け引きや表情等でレースの展開を推理する楽しみもある。そして何よりチームの為に、全力を尽くして勝負を競う姿に感動させられる。
今日は京都で全国高校駅伝が開催された。午前は女子の部、午後は男子の部を、最初から最後までテレビに釘付けになった。本当はスキー板の手入れ、車のタイヤをスタッドレスに交換、そして年末の大掃除等やるべき事は多々あったのに、結局何もできずじまいだった。
女子は大阪の「大阪薫英女学院」が優勝したが、最後まで「立命館宇治」とのデッドヒートが続き面白いレースだった。男子は広島の「世羅」が独走で優勝したが、あれはケニヤの留学生「ポール・カマイシ」の力で勝ったようなものだ。彼と日本人選手の力の差があり過ぎて、一寸白けたレース展開だった。
観ていて思ったが、最近日本人選手の質が小粒になった気がする。以前は留学生選手と互角に戦う凄い奴が一人か二人必ずいたものだが、今回は見当たらない。少子化の影響で子供の数が減った為、全体のレベルが低下してきているのだろうか。