12月28日(日) 天気=晴れ
早朝我家を出発し、長野東インターで高速を降りオリンピック道路で白馬へ向かう。美麻トンネルを抜け安曇野の地へ降ると、真っ青な空の下に鹿島槍や五竜岳等の白銀の山々がドドーンと聳え、素晴らしい眺めに思わず見惚れた。
宿(ガストホップ待夢里)に車を停めると、さっそく白馬八方スキー場のゴンドラ駅に向かう。驚いた事にチケット売場は長蛇の列、リフト券を買うだけで1時間近く掛かってしまった。大混雑に気をそがれ「こんな事なら岩岳」に行けば良かったと後悔した。
リフト券を買う人の列
スキー場を見る限り地震の痕跡は全く無い。観光でボランティア何て要らぬお節介だった。脚の具合がもう一つの妻は、スキーの意欲が無いようで休憩ばかりしている。白馬八方スキー場はコブや圧雪が不十分なゲレンデが多く(特に上部)、上級者には面白いだろうが、初中級者にはきつい。それが妻のヤル気を無くす一因でもあるようだ。
白馬八方名物、黒菱のコブ
私は1人でスキー場の最高点まで行ってみる。周囲の山岳展望が素晴らしく感動的、圧巻は間近に聳える白馬三山の銀嶺だ。此処のスキー場はあまり馴染は無いけれど外国人がやたら多くてニセコのような雰囲気、3割くらいはいるんじゃないだろうか。リフトに同乗したら話しかけられるのではと、田舎者の私はアイ・ハブ・ア・ナーバスになってしまう。
最高地点から白馬三山
最高地点から鹿島槍(中央奥)と五竜岳(その右)
ゴンドラ山頂駅付近
妻が疲れ気味なので早めに宿へ引き上げる。ボリュームたっぷりの夕食に満喫し、窓から外を眺めると雪がシンシンと降り始めていた。
12月29日(月) 天気=雪時々雨
朝になっても雪は止まない。朝食後準備を終えると車にチェーンを装着し早めに宿を出て、スキー場の駐車場へ移動する。昨夜からの雪は重い湿雪で、ゲレンデ状況があまり良くない。
妻が「私は下のゲレンデで滑ってるから好きに滑ってきて」と言うので、私は1人上部のゲレンデで滑る。八方は中級コースでもコブが多く、しかも今日はガスに覆われて煙幕の中を滑ってるようで、気持ちよく滑れない。午後1時過ぎには、「もういいや」という気分になってスキー場を後にし、飯森駅近くにある十郎の湯で一汗流した。
29日のゴンドラ山頂駅付近
白馬に近い簗場にあるFさんの別荘(F山荘)に岳友 I さんが奥さんのE子さんと来ているので、立寄ってみた。山荘にはオーナーのFさんも居て久しぶりの再会、 I さんとFさんのご子息もそれぞれ可愛い奥さん連れで来ていた。
彼らが幼少の頃会って以来の再会だから、私の事を忘れているのも無理は無い。あの時のチビッ子が、スラッと長身のイケ面に変身していたのは一寸した驚きだ。ハンサム度では彼らのご父君を遥かに凌駕しているようにみえる。
山荘を辞すると、我家へと車を走らせる。ラジオのニュースが「長野道降りで逆走車があり、高速道路を閉鎖中」と知らせた。その影響がモロに出て、安曇野インターへの道が大渋滞、インターに着くまでに2時間以上かかり、高速に入ると渋滞は無かったが我家に着いたのは午後10時を過ぎていた。時間も遅く楽しみのビールも飲めずにバタンキューで寝てしまった。