monologue
夜明けに向けて
 



「楽しそうですね。おいらもこの椅子取りゲームに参加したいな。泳ぎは得意だから沖津島でもいいですよ。」
「わたしはそんなことを訊いているのじゃないだろう。なるほどそのメタボ腹は浮き輪がわりになるのか。プカプカ浮いてハワイまででも流れていってくれ。みんな本物の沖津島だと思うことだろう。この椅子取りゲームというか島取りゲームの主人公達は上の表の表記で多紀理(田心)姫(たきりひめ) 別名 三穂津姫、 多岐津比売命(たきつひめ)市杵島姫命(いちきしまひめ) 別名 狭依姫(さよりひめ)の順の姉妹で末子相続継承者は市杵島比売命(いちきしまひめ) だった。」
「多紀理(田心)姫(たきりひめ)さんはオオクニヌシと結婚してますよね。出雲に本妻の須世理(スセリ、スヨリ)姫がいるのによくやるもんだ。」
「この三姉妹はずいぶんきれいだったらしい。姉ふたりの名前は似てるね。
回転する十字『田』の気が共通しているけれど末っ子の名前が似ていないのはもちろん継承者だからだろうさ。だれの名前を継いだかはわかるね」
「はあ、それはもう…」
fumio

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