今朝の各新聞によると忠犬ハチ公の死因はがんだった可能性があると東京大学の中山裕之教授らが76年間保管されてきた肺と心臓の標本をもとに分析結果を発表したということである。これまでは寄生虫感染によるフィラリア症が死因だと考えられていたというからわたしの昔飼っていたピレニアンマウンテンドッグ「ポス」の死因と同じだと思っていた。「ポス」はわたしが渡米する日、静か に見送ってくれたがわたしがなぜいなくなったか理解はできなかっただろう。数年して米国にいるわたしに、ポスがフィラリアで死んだと母が手紙で報せてくれた。忠犬ハチ公もフィラリアで死んだし純血種は寄生虫に弱いのだなと思った。それが今回の発表で崩れてガンでもあったらしいということになった。時代が進むとどんどんこれまでの定説が変化して行く。ポスも今の科学で調べれば別の死因が浮かび上がるのかも知れないと思った。ところで忠犬ハチ公自身は新たな死因を特定されて喜んでいるのだろうか。
fumio
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