monologue
夜明けに向けて
 




 このところ原発関係のニュースばかりになったが今朝の報道によれば、東京電力は16日午前、福島第1原発4号機のプールに貯蔵されている使用済み核燃料について、「再臨界の可能性がゼロではない」との見方を示し、
臨界防止のために、ヘリコプターでホウ酸の散布を検討していることを明らかにした。
使用済み核燃料を再使用するプルサーマル計画実行原発である3号機でも白煙が上がったというが、プルサーマル計画について以下に記せば

2001年(平成13年)2月26日:佐藤栄佐久福島県知事(当時)が3号機プルサーマル計画について、当面許可しない旨を表明した。そして2005年「原子力政策大綱(案)に対する意見」の中で佐藤栄佐久福島県知事は「既にわが国は40トンものプルトニウムを保有し、
その処理の目途もたっていないのに、なぜ新たなプルトニウムを生む再処理施設を急いで稼動させるのか。
事業者にプルトニウム利用計画の公表を求めるので、利用目的のないプルトニウムが分離されることはないとしているが、
国として定量的な処理見通しを示すべきではないか。」と批判していたのだが、2006年10月、検察特捜部が佐藤氏を収賄の罪で逮捕・起訴した。
佐藤栄佐久前知事の辞職に伴い実施された2006年11月12日投開票の福島県知事選挙に、民主党、社民党の推薦を受け出馬、当選した佐藤 雄平(さとう ゆうへい、1947年(昭和22年)12月13日 - )知事が2010年8月6日 東京電力が福島第1原子力発電所3号機(大熊町)で計画 していたプルサーマル導入について、受け入れを決定した。
そのことにより以下のプレスリリースがなされた。
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2010年(コメント)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル開始について

                             平成22年10月26日
                             東京電力株式会社
                             社長 清水 正孝

 当社福島第一原子力発電所3号機につきましては、本日、経済産業省の総合負荷
性能検査を終了し、営業運転を再開いたしました。
 これにより、当社として初めてとなるプルサーマルを本格的に開始したこととな
ります。

 プルサーマルの実施にあたりまして、これまで、ご指導、ご支援をいただきまし
た関係者の皆さま、そして福島県民の皆さまに心から感謝を申し上げます。

 エネルギー資源に乏しい我が国において、エネルギーの安定供給を確保するため
には、プルサーマルを含めた原子燃料サイクルの確立が不可欠であり、その着実な
推進は、当社における経営の最重要課題であると考えております。

 本日、プルサーマルを開始いたしましたが、当社としては、今後も更に気を引き
締めて、安全を最優先に、原子力発電所を運営してまいります。

                                  以 上
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そして3号機は『2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始したのであった。
佐藤栄佐久福島県知事(当時)の収賄事件は冤罪というが検察特捜部がプルサーマル計画反対派の佐藤氏を逮捕・起訴したその裏になにがあったのだろう。
fumio


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