今朝の海外ニュースのトップはエジプトの軍によるクーデターだった。軍はこれはクーデターではないというが、報道機関はクーデターという言葉の定義に一致するという。
軍は、日本時間の4日朝、憲法を一時停止し憲法裁判所の長官が暫定的に統治すると発表し、モルシ大統領に退陣を求めた。大統領選挙を早期に実施するという。軍の発表を受けて、カイロ中心部のタハリール広場では反大統領派が「モルシ大統領よ、さようなら」と叫びながら歓喜の声を上げていた。しかし大統領府の公式のツイッターは、「軍によるクーデターで、良識ある国民はこれを拒否するだろう」というメッセージを掲載している。イスラム化を進める大統領と反イスラム派の対決のようで内戦中のシリアでもムスリム同胞団が政権をとれば同じことが起きる可能性がある。「アラブの春」は夏の嵐を呼び起こしいつ治まり終結して実りの秋を迎えるのだろうか。
fumio
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