昨日の「GACE of JAPAN」は丹生川上(にうかわかみ)神社を採り上げていた。丹生川上神社は上社中社下社の三社あってどれが本物か揉めたことがあったという。そのうち丹生川上神社上社の主祭神は高龗神 (たかおかみのかみ)で配神大山祇神大雷神。ウィキペディアによると「以前は罔象女(みずはのめ)神を主祭神としていたが、大正11年(1922年)の現丹生川上神社(中社)との併合に際して、高龗神に改めた。。という。「明治初年までは高龗神社という小規模な祠で、その由緒も不詳であるが、大滝ダム建設に伴う境内の発掘調査により宮の平遺跡が発見され、本殿跡の真下から平安時代後半(11世紀末)以前に遡る自然石を敷き並べた祭壇跡が出土し、また付近からは、縄文時代中期末から後期初め(約4000年前)にかけての祭祀遺跡と見られる、立石を伴う環状配石遺構が出土したため、途中奈良・古墳時代にかけての断絶が認められるものの、当神社の祭祀空間としての機能は縄文時代にまで遡る可能性が出てきた。」ということである。罔象女(みずはのめ)神は女性の水神だが高龗神 (たかおかみのかみ)は龍神。祭神が高龗神 (たかおかみのかみ)と言えば京都の貴船神社を思い出す方が多いはず。その貴船神社の奥宮は本宮の上流側700メートルにあり、以前はここが本宮であった。そこの祭神は闇龗神(くらおかみのかみ)で、高龗神と同じ神であるとされているが高龗神 にはスサノオのタグである「タカ」がつき、闇龗神は饒速日(ニギハヤヒ)命のタグである「クラ」がつくので闇龗神は饒速日とみられている。丹生川上神社にもスサノオ、ニギハヤヒ親子が関わっているようだ。
fumio
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